北山猛邦氏の作品、『『クロック城』殺人事件』を読みました。

タイトルにカギかっこが入ってます。

『クロック城』殺人事件

ってタイトルで、タイトル読んで裏表紙やあらすじを読まずに本を選んでるんですが、今回


ガーンこれは失敗した…ショボーン

と本気で後悔しました…。

北山氏の作品は以前に音野順っていう探偵が出てくるシリーズもので、

その時はそんなでもなかったですが、
あ、い〜や、やっぱりそこでも


ぽかん😮とした

とは言ってるんですが、
今回は読んでる時、
頭の中は

???????????

という状態でした(笑)

読み終えて背表紙をみまして、
本格ミステリの文字をみたときには、
目を疑いましたよ…。

とにかく本格ミステリを読みたい方にはおすすめしません。

絶対に「本格」ミステリと思って
読んではいけません!

本格ミステリではなく、ファンタジーを読みたい方は…いいのかな?
うーんチーン


さて、あらすじですが、
ハテナがいっぱいでしたが、
なんとか頑張って書いておこう!と思います。

1999年に世界が滅びると言われているっていうのがまず前提で、幽霊のような存在も登場します。
結構はじめの方に出てきます。

登場人物の名前がかなり特徴的で、
ちょっと読みにくい…。

「南深騎」と書いて「みなみ・みき」と読むそうで、読めなくはないですけど、
最初抵抗ありました。
このミキって男性が、…あ、男性なんですよ、探偵で、幽霊のような存在を退治する仕事をしている…んですけど全然探偵である必要はないような?

彼の探偵事務所に黒鴣瑠華(くろう・るか)という女性が依頼があって訪ねてくるのですが、
もーこの黒鴣って文字を見ただけで、読む気が失せたというか…

作者が登場人物に思い入れがあって難しい名前をつけるんでしょうけど、
正直読みづらいだけでした。
辛口ですみません!

で、その依頼の内容が、
彼女の住む「クロック城」という3つ巨大な時計がある建物の中の壁に人の顔が浮かび上がっている状態、…で、

それを解明して欲しい

ならまだわかるんですが、
依頼内容は、

スキップマンを退治して欲しい

…。

幽霊のような存在が出てくる小説と申しましたが、それも小説内では

「ゲシュタルトの欠片」
という用語で呼ばれていて、冒頭にそれでもうハテナがいっぱいなとこに、さらに

スキップマンwニヤニヤ

作中で、ルカという依頼者が

「時間に穴を空けて歩き、人を呪い殺すと云われてます」

と言ってるのでそういうものと理解して読んでいきました。

っていう感じで、
とにかく独自の世界観が広がっています。

半ば近くに首のない遺体が発見されて、

殺人事件が起きたんだ!
おぉ〜ミステリーじゃないかぁ!

と思うのですが、
まぁありえないトリックと登場人物の状態にかなり引くものがありました…ゲッソリ

途中、なんども読むのをやめよう…
いや、正直言って

やめたい!

と思いました。

でもここに来てなぜか、

あれだけ凝った名前をつけるのだから、
きっと思い入れのある作品に違いない
読み終えなくては…

という思いに取り憑かれて、読み終えました。

まさか最初に、
読む気を失せる凝った名前のせいで
読み終えることになるとは…。

作者さまの術中にハマった気がしてなりません。

本格ミステリだと思って読むと
ポーン目ん玉飛び出る作品ですが、
ファンタジー小説とか好きって方には多分、
多分ですよ?
面白いんではないかと思います。

おすすめはしません!

辛口でホントすみません!
一生懸命書いてる作品を…って思いますよ。
でも、おすすめはできない!