宮部みゆき氏の作品、『あやし〜怪〜』を読みました。


多分前にも読んでるんですけど、ブログ書いたと思ったんですけど、ないんですねぇ。
だから相当前に読んでるみたいです。

時代物の短編集で、9作入っておりましたよ。


「居眠り心中 」
「影牢 」
「布団部屋 」
「梅の雨降る 」
「安達家の鬼 」
「女の首 」
「 時雨鬼 」
「灰神楽 」
「蜆塚」

で、1個ずつ単独のお話だと思います。
裏設定とかないと思いますが…あったら、全く気づかず読んでました、ごめんなせぇ。

 9話も入ってるので、イチギョウアラスジでいきましょう!

はぃ?ってなりますよね(笑)

…できるだけ1行のわけがないけれども、(私おしゃべりなので)程度の短さで書くつもりでいるあらすじのことです。
(とさも今までもやってきたかのように書くw)

あ、あと感想も書いちゃいます。
だから1行は無理じゃわぃ。
(早くも挫折爆笑)



居眠り心中
手拭いをお互いの手首にまいて心中をはかる男女がいたってことが背景にあるお話です。

影牢
語り口調の作品で珍しく感じました。
蠟問屋の番頭さんだった老人がその問屋であった奇怪な話をしてます。

布団部屋
奉公先で頓死した姉の代わりに酒屋に奉公にでた娘が店の奥の布団部屋でする恐怖体験(?)のお話です。

梅の雨降る
主人公の姉の奉公先に決まってたはずなのに、見た目が良い娘がいたからと別の娘が料理屋に奉公することになりました。
その娘は料理屋で疱瘡にかかって死んでしまいます。
それを聞いてから姉は頰被りをして引きこもるようになってしまいます。
その死んでしまった娘となんか関係あるの?って話です。

安達家の鬼
主人公はある紙問屋で女中をしてましたが筆と墨を扱う小さなお店の主人と縁談が持ち上がり、嫁ぐことに。
病弱な義理の母には秘密があって、今まで世話をしていた女中が言うにはケモノのような臭いがするのでした。
でも主人公は全くその臭いがわからないのです。
ある日義母に不思議な話をきかされます。

女の首
母親しかいなかった口のきけない10歳の太郎は母の死をきっかけに袋物を扱う店に奉公に出ることになります。
昔赤ん坊を誘拐されてしまって子供のいない夫婦と数人の奉公人しかいない店は待遇が良く太郎は不可思議に感じていました。
(奉公先では大体イジワルされたりこき使われるようですよ)
ある日納戸部屋を片付けていると荷物に隠れて見えなかった唐紙(多分フスマの紙ですかね)に女の生首が描かれていて、一緒に片付けていた女中には見えない様子でした。

ってこのお話が9話の中で怖かったです。

時雨鬼
お信は奉公先を変えようと以前お世話になった口入れ屋(今で言う派遣会社みたいなハローワークみたいなもんでしょうか)を訪ねますが5年前にはいなかったそこの女房だという女性が出てきます。
彼女は主人は風邪で寝込んでいるので用件だけを聞くというのですが、少し様子が変で…
という話ですが短くて、でも最後の方特になんか主人公の人を疑ったり信じたり、この先どうしたらいいのか途方にくれている感じが出てました。

灰神楽
ある店で奉公人が主人に対して刃傷沙汰を起こしその事情聴取に向かった岡っ引きのお話です。
「灰神楽」(はいかぐら)ってのは火鉢なんかに火の入った炭があって水をかけたときにボワッと煙が出る、アレですね。
火鉢は今のご家庭にはほぼないでしょうから、焚き火に水かけた時なる「ボワッ」を想像すればいいのかな?と。

蜆塚
これもまた短いお話でした。
5年ほど前に実家の口入れ屋、さっき「時雨鬼」でも書きましたけど、ハローワークみたいな?そういうお店を継いだ米介がある病人から父親が言っていたらしい不思議な話を聞きます。
10年とか何年かすると全く同じ顔だけれど、素性も名前も前の人とは全く違う人が訪ねてくることがある…っていう吸血鬼の話か?と思うようなお話でした。


って以上9話を全部書いてみましたが、長いんで、全部読んでくださってる方はほぼいないかと思いますが、読んだ方ありがとうございます。
大して内容もないかもしれませんが、

…前に読んだような気がするんだけど思い出せない

ってなる私のメモにお付き合い頂いて感謝です。