文庫化されてる本なんですが、あえてされる前の本で読みました。

 
『死刑にいたる病』ってタイトルに変更されて文庫版で出てるらしいです。(「いたる」は漢字だったけか?)
元の題名、「チェインドッグ 」ですがこれってどういう意味なの?
ってことでお友達、英国🇬🇧男性と米国🇺🇸女性になんだこりゃ?って聞いてみましたが、
英国🇬🇧男性は「聞いたことないなぁ。英国では言わないけど、アメリカのスラングかもよ。」
 
へーじゃあスラングなの?と思ってたら米国🇺🇸女性も「聞いたことないわ〜」
てな感じのことを英語で言っておりました。
 
 
って事でなんですか??(笑)
 
 
日本語にある言葉ですか?うん?どーなんでしょう。日本人だけど聞いた事ないなぁ。
 
ま、冒頭に犬が出てくる萩原朔太郎の詩が載ってたと思うので、そこからなんか考えてください(丸投げ)。もしかしたら作者ご本人があとがきとで仰ってたり出版社の方とかどっかで仰ってたりするかもしれないですけど…。
 
終わりまで全部読むとなんとなくわかるんぢゃん?と思って読みましたがよーく考えればそういうことかな?とわかったようなわかってないような…。
まーもうタイトルはいい!そのことは忘れて(え?)、内容メモしときましょう。
 
男子大学生・筧雅也の元に一通の手紙が届く。
差出人は連続殺人犯・榛村大和(はいむら)、現在控訴中の未決囚だった。
彼とは雅也の人生の絶頂期の知り合い。
榛村は雅也の実家のあった土地では有名なパン屋の店主だった。
24件の殺人容疑で逮捕されているが、警察が立件できたのはほんの9件。
しかし本人がそのうちの1件は犯人は別にいると言う。
そしてその犯人さがしを雅也に頼む
(↓ネタバレしてしまうかもです、そうでもないかもです)
 
 
 
みたいな内容なんですけど、ほぼ途中は小説なの?ってくらいインタビューのようなやりとりや会話があって(ネタバレになるので誰と誰の、とかかけない…)結構そういう場面が長かった…。
この感じは以前読んだホラー小説にちょっと似てました。
映画化されてて怖そうと思って原作を読んでみたら、主人公が記者だったかフリーライターだかで、話を聞いて回ってる場面が多すぎて、怖さは全然なかった…。
あれってやっぱりTVでの公開予定CMの出来が良かったんだよね。
「怖そう!面白そう!」
って思ったけど、これならやっぱり三津田信三氏のが表現怖いわ、と三津田信三氏が好きな私は思ったのでした。
あ、別にこの作品がそのインタビューっぽい取材っぽい場面でも飽きたりはしてない…と思う…。だって作品に必要…な場面…のはず。
正直いうとこんなに大人数のあっちらこっちらに聞かなくても良かったのでは?って思ってましたよ。
 
まーそんなこんなでも悪くない、いやむしろ最後まで読むと
「ほほぉ…」
となかなか面白かったと思う終わり方でした。