俳優、演出家、作家の木下半太氏の作品。
1作目『悪夢のエレベーター』に続く悪夢シリーズの5作目『悪夢のギャンブルマンション』。
2作目『悪夢のドライブ』、
3作目『悪夢の観覧車』と作品は続いていくが、4作目の『奈落のエレベーター』は、1作目『悪夢のエレベーター』のその後の話で、そのまま続編となる。
昨日読んだ4作目の『奈落のエレベーター』の登場人物が出てくる作品が、『悪夢のギャンブルマンション』。
『悪夢のエレベーター』の冒頭は昨日書いた通りで、冒頭以外を書くとネタバレになってしまい、初めて読んだ時の衝撃がなくなってしまうので、あらすじは書かないことにする。
悪夢シリーズ1作目
『悪夢のエレベーター』
『奈落のエレベーター』
5作目『悪夢のギャンブルマンション』に関しては、読んだ方が登場人物の性格や特技がわかって面白いと思うが、読まないでも独立している作品なので、面白いとは思う。
ただし、代表作でもある1作目『悪夢のエレベーター』は、喜劇・悲劇の要素ありで、登場人物のやり取りの面白さがたまらないし、まさかの隠された真実が発覚する結末につながる物語は読んでいた方が断然面白さが違ってくると思う。
その続編のシリーズ4作目である『奈落のエレベーター』も、1作目で正体がわかった登場人物が次々と新たな危機に瀕することになる怒涛の展開は、飽きることなく、楽しめる作品になっているのでお勧めする。
そして、5作目の『悪夢のギャンブルマンション』だが、4作目で活躍した登場人物がまたその特技を活かして大活躍してくれるので、シリーズのファンには嬉しい作品になっている。
少しお笑いの要素が減っていると感じるが、登場人物たちの個性と、話の展開で、充分たのしめる作品になっている。
悪夢シリーズ5作目
『悪夢のギャンブルマンション』