こちらの本を読みました。


「待ちよみ」とは、「待つ」と「読む」を合わせた言葉で、子供主体の読み聞かせの言葉だそうです。


作者の内田早苗さん。
子どもには「自ら育つ力がある」ということを心底信じ、
親は「できる範囲で、子供の望むことをする」だけでいいと思いながら、
親だからという気負いもない、幸せな子育てをされたそうです。


「待ちよみ」をすることで、待つ喜びを子育ての全ての場面で感じられるようになり、子育て全般を楽しめるようになるとのこと。


以下、心に響いた文です。



ニコニコ子どもが自らすることや発する言葉などに出来る限り応じていれば、それが「子どもの望むことをする」につながる


ニコニコ絵本の「おしまい」のあと10秒の余韻を大切に


ニコニコ子どもは公園に着いたら、自分で自分のしたいことを見つける。
自分で「楽しい」を見つける力、「生きる力」を養っている


ニコニコ家は、1番心が休まる場所。
園や学校から帰ってきたら、質問せずに、まず休ませてあげる。
子どもが話すまで待ってあげる。


ニコニコ子どもは話したいことを話す。
園や学校であったことじゃなくて、自分の好きなアニメの話や乗り物の話ばかりする子もいる。
好きなことを安心できる相手に話すことで、自分の心を整え、生きる力を蓄えている。


ニコニコ好き嫌いがある時、
できないことも含めて、子どものことを待つ。
食べ物は、体だけでなく、心も育てる。
嫌いなものを口に無理やり押し込んで、心をボロボロにしていては、子育てしているとは言えない。


ニコニコ食事は「おいしい、たのしい、やさしい」それでいい。


ニコニコがんばりどきは子どもが自ら決める。
それまで親は待つ。
 

ニコニコ子どもは自らよりよく育つ力を持って生まれてくるので、自分にとって1番よい時期に生活習慣を身に付けていく。
親はその環境を整えてあげたり、使い方を見せてあげ、あとは待つだけ。


ニコニコ子どもにはわかりやすく愛情を伝える。
「読んで」と言われたら読んであげる。
「私のことも見て」と言ってるのと同じ。
望むことをしてあげる。


ニコニコ親ができるのは、教えたり導いたりすることではなく、子どもに伴走することなので、特別な知識や能力は必要ない


ニコニコ人の好きを認めることは家族間でも大事。




最近は子どもにしてあげることばかりを考えていて、それが子どものより良い成長に繋がると信じていました。
でも、それは、子どもをコントロールをしていることだから、子どもが嫌がることもありました。


この本を読んで、

子どもには自ら、よりよく生きる力があり、
自ら成長する力もある。
子供の持つ力を信じて待つ。

ということが大事だと分かり、私もそうでありたいと強く思いました。


遊びも勉強も、子どもが望むことを一緒にしたいです。

嫌がってもさせないといけない場面はあるかもしれませんが、
「信じて待つ」を意識したいです。



さて、双子男児ですが、私が借りてきた図書館の絵本にはあまり興味を示さず、乗り物の絵本ばかり読みたがります。


いつも同じ本なので、読む方は飽きてしまいますが、私と絵本を読む楽しさを共有したいのだなと、子どもによりそい、毎回新鮮な気持ちで、こどもの世界を楽しみたいと思いました。