「このママにきーめた!」という絵本を読みました。


えーんぼくがすることで、ママが喜んでくれなきゃ!ぼくは生まれてこなきゃよかったって気持ちになるよ


悲しいそっかぁ、ママ、子育て失敗しないようにばっかり思ってた



という文章で長男がウルウルして、顔を隠していました。



ウルウルの理由は「思い出したから」と多くは語ってくれませんでしたが、この絵本に共感するところがあったのかもしれません。



最近は泣いてるところを見られるのを嫌がります。泣きたい時も我慢しています。

男の子は泣かないのだそうです。

社会にもまれて成長しているようです。



この絵本は、絵本作家の、のぶみさんが、

お腹の中の記憶がある子どもたちに会って描いた本です。


「なんで産まれてきたの?」って聞くと

「そんなのママを喜ばせるために決まってるじゃん!」と全員が言うこと。

子供はまずママを喜ばせて、誰かを喜ばせる自信をつけます。

ところがママは自分の子がちゃんと育って欲しいから喜ばずに、しつけようと怒ってしまう。

子どもがしてほしいのは、しつけることじゃなく子どもがしたことに喜ぶこと。

ママを喜ばすことができたら、ママ以外の人も喜ばそうとするのが子供たち。

みんなが誰かを喜ばすようになったら、世界はさらに良くなります。



あとがきに書いてありましたが、本当にそのとおりだなと思いました。

子どもは大きくなれば自分の人生を歩みはじめますが、小さい時は、親が全て。


しつけのためや、やってほしくないことをしていたら怒ってしまいますが、世間体を気にしたりせず、自分に余裕があれば、怒る必要なんてないことばかりです。


好奇心のままに、目の前にある事や物を全力で楽しみ、この世界をイキイキと過ごしています。

そんな可愛い子ども達を怒ってばかりなんて可哀想です。



子どもの誰かに「おしりふき取って」と言えば、(おしりふきは手拭き、台拭き、床拭きなど大活躍。消費量がすごいです)、

みんなで競いあうようにして取りにいってくれ、渡しにきてくれます。


そのとき、ぶつかりあったり、押し合い、叩きあい、誰かが泣き、「あーもうー」という気持ちになりますが、親を喜ばせたい一心なのだと思うと微笑ましいです。


しつけることより、喜ぶことに意識を向けて子ども達と過ごしたいです。




双子男子の作品。

2才は想像力がつく時期で、よく「〇〇みたい」と言ったり、粘土でウインナー作ったり、見立てるようになりましたおねがい