凪
静けさというのは
時々 こわさにかわる
目前に広がる
どこまでも静かな
午後の海
遠く
水平線近くにたつ
波頭の銀
あれは
ここから海を歩けたら
どのくらい先なのだろう
そこまで行きたいと言おうとして
隣の君の目を
盗んだだけで終えた
始まりのないやさしさ
終わりのないせつなさ
例え
抱き合っても
それは変わりはしない
好きで居るせつなさ
愛し合うかなしさ
でも始まらなければ
終わりもない
つま先立つ
引き込み線のレール
赤く錆び付きはじめる
こんな大人しい潮風でも
固く
輝く金属を静かに浸食し始める
君の繰り返す
永遠の波のような呼吸
あたしもそれに
結局重ねるのだけれど
手をついた場所の
この海岸の砂
片手に握って
太陽に向かって投げつけたら
その粒子が一瞬でも
光を撹拌して
虹を作ればいい
神が少しだけ間違えて
捩じれさせてしまったリズムのように
凪いだ
君のその心にも
あたしで
さざ波でもいい
起こせているのだろうか
時々 こわさにかわる
目前に広がる
どこまでも静かな
午後の海
遠く
水平線近くにたつ
波頭の銀
あれは
ここから海を歩けたら
どのくらい先なのだろう
そこまで行きたいと言おうとして
隣の君の目を
盗んだだけで終えた
始まりのないやさしさ
終わりのないせつなさ
例え
抱き合っても
それは変わりはしない
好きで居るせつなさ
愛し合うかなしさ
でも始まらなければ
終わりもない
つま先立つ
引き込み線のレール
赤く錆び付きはじめる
こんな大人しい潮風でも
固く
輝く金属を静かに浸食し始める
君の繰り返す
永遠の波のような呼吸
あたしもそれに
結局重ねるのだけれど
手をついた場所の
この海岸の砂
片手に握って
太陽に向かって投げつけたら
その粒子が一瞬でも
光を撹拌して
虹を作ればいい
神が少しだけ間違えて
捩じれさせてしまったリズムのように
凪いだ
君のその心にも
あたしで
さざ波でもいい
起こせているのだろうか