咲ちゃんのリサイタル、あーさのツアー公演が終わりました。

雪組はこれから「ベルサイユのばら」モード突入ですが、その間を架空公演「中原の虹」でお楽しみいただければと思います。

 

浅田次郎氏の「蒼穹の昴」の続編とも言うべき「中原の虹(ちゅうげん)」は教科書でも習った張作霖(チョウ・サクリン)を主人公にした作品です。

 

「張作霖を演じるなら和希そらさんしかいない。雪組の皆さんにも登場していただこう」と脚本にしました。では・・

 

 

 

浅田次郎原作  

 

   雪組公演 

   「中原の虹」

 

あらすじ

 

清朝末期、変革に敗れた光緒帝が人工湖の小島に幽閉されてから10年が経っていた。再び政務についた西太后も70歳を超え清国は衰退するばかりであった。

 

そのころ国土の1/4を占める長城(万里の長城)より北の満州は誰の領土か分からぬほど乱れていた。その中で村の自警団から進化した馬賊の張作霖が表向きは清国正規軍となって勢力を拡げていた。

 

そうした中で中華皇帝のみしるしとされる「龍玉」をめぐって張作霖と袁世凱が古代より中国支配の中心とされた中原の覇者をそれぞれに意識してゆく。

 

やがて満州全域を支配した張作霖は長城を超えて中原へ進出するのか。そして「龍玉」の行方は・・

 

 

おことわり(原作と異なる点など)

 

長城以北の地名、地域名を「満州」で統一いたします

 

馬賊の間では本名よりも愛称で呼び合うので役名もこちらで統一します

 

「馬賊といえど馬はなし」であります

 

拳銃もやたら撃ちますのでご想像下さい