1972/10 鉄道100年記念 SL列車
10/8 八高線 D51498 D511002
お読みいただきありがとうございます!
前回の修正とおまけ
前回のブログ、K君も参加しているのでfacebookの中学同期会グループにリンクを貼ったら、思わぬ指摘を受ける。
その日のことは、卒業文集に書いているよ!! っと...
さらに、自転車で中央線の駅から始発で八王子に行っていると書いてある、とのこと。
さっき、引っ張りだして確認したら、その通り。
いろいろと勘違いらしい。記憶はほんとうに当てになりませんね。
せっかくなので、半世紀前の文集より、原文のまま、ここの転載しておく。
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十月八日
1972年10月8日、午前4時20分電気試験所前集合。三台の自転車を連ね星をあおぎながら武蔵境駅へとひた走る。42分発下り一番電車に乗りこんだY君とK君とぼくはガラ空きの車内を見てニヤッとした。この分なら良い場所が選べるからだ。
八王子で八高線へ。大きな宣伝の看板を見たらわくわくしてきた。境駅SL会のメンバー二人に会う。発車して夜明けが近づいてきたからか霧が濃くなってきたのでこれで写せるかなあと深刻な顔になった。
今日の目的は鉄道百年記念の八高線SL運転だ。
撮影地東飯能で下車。線路づたいに入間川橋梁まで歩く。ほとんど人はいない。一番電車できた甲斐があったと思う。初めはごく普通の場所を選ぶ。時間が十分あったのでぼくひとり、二回目に写す所を鉄橋を渡って探して戻る。
K君の「川へおりよう。」という誘いで川原におりた。とたんにK君がそこをたいへん気に入り、移動しようといったが、もっと前進して最高の場所に三脚を据える。人がだんだん増えてきた。
いよいよ本番、天気もまあまあだ。まわりのシャッターを切る音を聞きながらじっとチャンスを待つ。D511002号機が引く客車が全部ファインダーにおさまる瞬間レリーズを押す。一発勝負。手ごたえがあった。Y君、K君とも5枚ぐらい写したらしい。
すぐ上り列車D51498をとるためさっきみつけておいた場所へ急いで移ると、テントで昨夜から泊まっていた三人組がいたのでびっくりした。
上りは煙りをふかしてずっと先から走って来るのが見えた。今度は連続で4、5枚とる。十分満足。気をよくしてうかれすぎのんびり駅に着くと帰りの列車は満員。Y君が必至に「車掌室にのつけて。」と頼んだもダメ。ローカル線の悲しさ一時間も待ってやっと帰れた。
全紙に引き伸ばしパネル張りしたこの日の写真は、今のところぼくの代表作である。
(誤字含め原文のまま)
完全に余談になるが...
当時、担任の先生の言うことを、素直に聞かない屁理屈な悪ガキ。
締め切り過ぎても、文集の作文を提出せず、故意にほったらかしていたら、最後に、学年の未提出数名が呼び集められ、書かないと帰れない状態の缶詰で、最後の最後に、仕方なく、これを書いた...
中学の想い出やこれからの抱負を書けと言われていたのだろう。
それは書きたくなかったので、撮影の記録を書いた。
おかげで半世紀後に、記憶を補正するための記録となった。
(再掲)
実際には3枚撮ったが、気持ちでは、一発勝負。
次回こそ、2度目の八高線!