とってもお久しぶりにブログ。

最近読書してます。

映画も好きなんだけど、読書は昔から大好き。

東山彰良 著 「流」


〜あらすじ〜

混沌としていた1960年代から1980年代の台湾が舞台。

台湾育ちの秋生(チョウシェン)は高校生の頃に祖父が殺された。

大人になった秋生は祖父の死の謎を突き止め、犯人を捜すために大陸に渡る。




戦後の台湾の様子を交えつつ、秋生の前半生のお話です。

祖父の死の謎というミステリー的要素をまぶしながらも、学生時代は悪友と喧嘩に明け暮れ、毛毛(マオマオ)と初恋をし、辛い兵役と秋生の青春時代の話がメインで進んでいきます。



台湾の匂いが直接漂ってくるような濃い描写で、行ったことないけど、物語にググッと引き込まれる。

東山さんの筆力が素晴らしい!!



中盤以降、物語が勢いよく動きだし、誰が祖父を殺したかが明らかになるところは、とても衝撃的。

戦争も多かった時代、報復の連鎖はこうして生まれてしまうんだと考えされました。



最後の最後に、本編に入る前に差し込まれていた短い詩の意味を濃く理解できます。



『魚が言いました…わたしは水のなかで暮らしているのだから あなたにはわたしの涙が見えません』(「魚問」 王璇) .


骨太の作品で、男性ウケかも?だけど面白かった!