日本の夏の風物詩といえば、金魚すくいもそのひとつですよね。
そして、その金魚すくいで活躍する金魚といえば、小赤と黒出目金です。
ですので、日本人にとって、金魚で真っ先に浮かんでくるのは、小赤と黒出目金だと思います
私は黒出目金を含む出目金をこよなく愛しておるわけですが、最近、金魚屋さんをまわっても、「いいな」と思えるような出目金をほとんど見かけなくなりました。
どこの金魚屋さんにも、常にある程度の数いてるのですが、どれもこれも丸みがなく細長で、目玉も申し訳程度にしか出ておらず、出目金と呼ぶことに悲しさを覚えるほどです
キャリコ出目金なんかは特にひどく、柄がどうのこうのっていうレベルまで考えられるような子はまずいませんね。
友人曰く、「出目金は蝶尾(出目金の体に蝶が羽を広げたような形の尾を持つ種類)に押されていて、いいものがどんどん減っている。
金魚すくい用なんかは、黒くてちょっとでも目が出ていればいいっていうので、あまりこだわって作る人がいなくなってしまった」
とのこと。
出目金好きとしてはとっても残念なご時世です
ならば、自分で理想の出目金をつくっちゃおうってことで、今年から繁殖に挑戦しているわけですが、理想の形に近づくにはまだまだ道のりは険しそうですね。
でも、なんとかこだわりぬいて、この手でキャリコ出目金や出目金を全国に発進できるようになれたらと思います。