屋外での青水飼育でなぜ金魚は元気なのか? | 金魚の都

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水槽が世に普及するようになって、金魚を水槽で飼うことが多くなりました。


今では60㎝ガラス水槽+上部フィルター+ライトのセットなら、5000円も出せば十分に買えるような時代ですからね。


ところが、水槽で金魚を飼うには、いろいろと注意しなければいけないことがあります。


よく言われるのがストレスの問題。


あまりにも人通りが多いところだと、負担を感じてしまうとか、リビングだとテレビの音が良くないとか。


もうひとつが水温の変化の問題。


真夏や真冬のエアコンが必要な季節なんかですと、使用した時としていない時の気温差の影響で急激に水温が変化してしまい、金魚が体調を崩してしまうことが起こりえます。


だいたい、一日の中で5℃以上の水温差が生じてしまうような環境だと、2~3日もすれば白点病を発症してしまう可能性が高いです。


そんなこんなで金魚は室内の水槽で飼うのはいろいろと制限があったりするのです。


ところが、この水温変化について、とても不思議なことがあります。


屋外で飼育している金魚にとっては、一日の水温さは5℃どころではありません。


真夏になると、朝23℃程度だった水温が、真昼にはぐんぐん上昇し35℃近くまでなります。


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実にその差10℃以上ですが、不思議と金魚はぴんぴんしていますし、それどころか、むしろ水槽金魚より色艶が良く、病気も少なく、強くなっているように思います。


これはどうしてでしょうか。


屋外で金魚を飼育すると、水は太陽の光を浴びて、緑の藻類が繁殖した緑色の水、俗にいう青水になります。


この水は、金魚の祖先、フナが過ごしていた自然の中の水と似たような成分になっています。


つまり、金魚が生活する上で、最適な水と言えるわけなんですね。


この青水と、太陽の光などの自然の力により金魚は強く元気になり、自然の中で起こる大幅な水温変化に対しても対応できるようです。


なんとも不思議な金魚の体ですよね。