金魚の稚魚に最も適した餌、ブラインシュリンプですが、給餌するまでに少々手間がかかります。
孵化させるまでは以前の記事をご覧いただくとして、今回は餌として与えるブラインシュリンプと、孵化後の卵の殻、孵化しなかった卵の分離方法について書きたいと思います。
ブラインシュリンプエッグを孵化させると、金魚の餌にならない卵の殻と未孵化の卵が発生します。
孵化後エアレーションをストップすると、殻は水面に浮き、未孵化の卵は底に沈みます。
ブラインシュリンプは光のある方向に集まる習性があり、これらそれぞれの特性を利用して、出来るだけ手間なく分離するために作ったのが下のペットボトルを使用した分離器です。
この分離器の作り方ですが、まず2リットルペットボトルの上部を少しだけ切り、キャップ付近を少しだけあけて、後のところをビニールテープでぐるぐるに巻きます。
キャップの真ん中に穴をあけ、そこにプラジョイントを差し込み、ゴムチューブをつなぎます。
ゴムチューブの先にはコックや二又分岐をを装着し、さらにその先にチューブを付けて完成です。
孵化器からそのまま分離器に移し、20分から30分ほどキャップ付近に光が当たるようにして放置(部屋の電気をつけておくだけでも集まってくると思います)
そして、コックをひねれば、ブラインシュリンプが取り出せるということになります。
キャップ部分に溜まった未孵化の卵は混じってしまいますが、殻はかなり除去できますので私にとっては十分でした。
殻や未孵化の卵を食べたことによって稚魚が喉を詰まらせて死んでしまうという事態も見られていません。
スポイトで取り出すという手間を考えると、雲泥の差です。