金魚の赤ちゃんが孵化すると、3日間ほどはお腹にある臍嚢から栄養を摂りながら、環境になれるためにじっとしています。
そして、環境への適応が終わると、餌を求めて泳ぎ始めます。
その初期からしばらくの間の餌として適しているのがブラインシュリンプと呼ばれる小さなエビの仲間です。
ブラインシュリンプは乾燥休眠卵という形で売っていて、2%の塩水に入れて28度から30度ぐらいに水温を保ち、エアレーションを24時間程度することによって孵化します。
孵化器は専用のものが販売されていますが、ペットボトルの蓋に穴をあけ、そこにチューブを通してエアレーションしても十分に孵化器として機能します。
エアレーションの強さは、卵が底に溜まらずに循環するぐらいの強さに設定しますが、ペットボトルでも専用の孵化器でも、時間が経過すると水面より少し上のあたりに卵が溜まってしまいます。
頃合いを見て少し振り、卵を水中に戻す作業が必要となります。
また、ペットボトルを使用する場合は、底が平面のものよりも、例えばコカコーラのような、凹凸のあるものの方が循環しやすいです。