クライマーズSHOW「東京物語」in 赤坂ふらっとん | フェイシアのブログ

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魅惑の第二部の始まりです(JUNCOさんのセリフを引用)

休憩を挟んで始まった第二部、いよいよ「東京物語」の時間です。
なになに?ほろ苦い青春のひとコマをお届けすると書いてある。
ほほぉ、どんな感じなのか、期待が高まります。

が・・・・・
出てきたのは、目を三角にし、呪文のような言葉をリズミカルに発し、
怪しい動きで行進しながら舞台に向うチエさん。
とても「東京物語」とは思えない始まりにとまどう客席。
しかも、その怪しい呪文と動きで次々と客席に絡んでいくチエさん。
どう反応していいのかわからず、固まる客席。
きっとその心中は、早く舞台のほうに行ってくれ~と思っているのではないでしょうか。
しかし、わりと長い時間ひとりひとりに絡んでいくチエさん。
いったい何をされるのか、どうなっていくのか、不安げに見守る客席。
やっと舞台に上がったと思ったら、今度は旗を振りはじめるチエさん。
もはや客席には「東京物語」ではなく「どうしよう、物語」になっている。
展開が予想できない客席に、やっと救世主が現れる。
JUNCOさんの登場です。
この人が出てくればもう大丈夫。
そんな感じの空気が会場に流れたとき、さんかく目のチエさんがニッコリと
愛らしい笑顔を見せて客席を安心させてくれる。
そして気持ち新たに始まる「若者たち」の物語。


さっきの怪しい動きとはうってかわって「乙女」を演じるチエさん。
つい応援したくなるような切ない恋心。
ケンさんの演じる、東京へ行きたい青年の姿もまた、愛おしい。
物語の途中に入る歌が(ん?逆か?)またジーンとくる。
交差する二人の若者の心をJUNCOさんが歌い上げる。
もちろん若者二人も歌う。
自分はどう生きたいのか、模索する青年。
この恋をどうしたいのか、悩む乙女。
ほろ苦い青春のひとコマに、客席もまた自分のあの頃を思い出す。
故郷のこと、東京のこと。

衝撃的なオープニングではあったけれど、
最後はみんなあたたかーい気持ちになれたのではないでしょうか。
JUNCOさんの歌う「春に帰る」は絶品です。
こんな風に戦っている若者が、この東京にはたくさんいるのでしょうか。
楽しいのに、切ない気持ちも残る「東京物語」
短い時間に、とても濃厚な物語が詰まった「東京物語」
二日連続で見たにもかかわらず、また見たいと思いました。
同じだけど、同じじゃないもんねにひひ

ネタばれしないように気をつけて書いたつもりだけど
バレちゃってたらごめんなさい。


全体を通して楽しかったのは言うまでもありません。
こんなにも楽しませてくれる歌旅座が大好きです。
これからも応援は続きます。


あなたに 会うために この旅は続く
あなたに 会えたから この旅は続く


ですよね(^-^)/