高速道を溝辺鹿児島空港ICで降りる。 



ナビに促され、霧島神宮へ到着。



20代以来だから、かなり久し振りの参拝。

炎天下に関わらず、参拝者は多い。



参道脇には珍しい温泉池がある。



階段を上がっていく程に身が引き締まる。



木々に囲まれた参道の涼しさが有難い。


ニニギノミコトをご祭神にコノハナサクヤヒメや

鵜戸神宮でも祭られていた

ウガヤフキアエズノミコトもいらっしゃる。



かつて噴火した山々を鎮める為の神社らしいが、

美しい社殿は神々しい光に満ちている。



御神木にも神々の強い霊力が宿っているようだ。


今年2枚目のおみくじは「大吉」だった(笑)



霧島神宮を出て、高千穂峰を迂回する。



県境を越えて宮崎側の奥霧島の「御池」へ。



30分程で本日の野営地「御池キャンプ村」に到着。



「今日はお宅だけですので、

好きなサイトにテントを張ってください」



とは言われても、ちょっと広過ぎ(笑)



神々の懐に抱かれたような御池は火口湖である。
直径約1㎞、周囲約3.9㎞と広く、

水深は103mもあるらしい。



この湖のほとりで、

今夜もひとりぼっちだそうだ(笑)



場内を見回って、

炊事場やトイレに程よく近い場所にした。



汗だくのテント張りを終えたら、ひと休憩。



ちょっと涼もう♪


本日2杯目の「天文館むじゃき」のかき氷(笑)



テイクアウトながらドライアイスで

なんと6時間は持つらしい。
これならば自宅まで持って帰れそう。



煩悩に負け、欲張って

レギュラーサイズにしてしまった(笑)



水分補給(?)後は近くの高原(たかはる)町へ。



2日間で溜まった洗濯物はコインランドリーへ。 
洗濯と乾燥を待つ間に近所で時間潰し。


「高原」の地名が「古事記」や日本神話に出てくる

「タカマノハラ」に似ているのが興味深い。



高千穂峰に夕陽が沈む。



訪れた霧島温泉である「湯之元温泉」は

創業明治33年の風情ある佇まい。



日本最古の炭酸泉だけあって、
湯治場みたいな雰囲気もある。



風呂を出た後、

コインランドリーで洗濯物を回収して、

キャンプ場へ戻る。

真っ暗な山道は中々スリリング(笑)



すっかり暮れたサイトで晩御飯の支度。



今夜は「枕崎かつおカレー」



湯煎を待つ間に「つきあげ」をつまむ。


月が出た。



月明かりが湖面を照らす。



何を食べても美味しいソトメシ。


近くで鹿が啼いている。



湖畔で1人きりなのに不思議と淋しくない。



月光の湖面の揺らぎを眺めつつ、

23時半就寝。




































































5時起床。



気温26度で寝心地は大変良かった。


一晩中、見守ってくれた月読ノ命様が沈む。



夜明けを待ちかねる鳥達の声が湖に反響する。



日の出と共に珈琲を淹れる。



今朝の一杯はスズナリ珈琲のドリップ。



湖にかかる朝靄が幻想的だ。


また違う季節も訪れてみたい。



朝食に取り掛かる。



バナナジャムのトーストとコーンクリームに

胡麻ドレキャベツ&豆苗と「霧島山麓牛乳」



こんな風景で朝食を食べたかった。


朝食を済ませたら、
テントの片付けに取り掛かる。



南九州のキャンプ旅もいよいよ終わりが近い。



テントは朝陽に照らして乾燥させる。



名残り惜しさに反比例して、

テントの渇きが意外に早い。



我が愛車の荷物の積み込みも手慣れてしまった。



ここは神々の与えた生命の息吹で満ちている。



神々の楽園の空気を持って帰りたくて、

深呼吸を済ませ、カムイは車に乗り込んだ。