筑前町立太刀洗平和記念館から、
高速道路を大分県側へと戻る。


玖珠ICで降りて、目的地の
旧豊後森機関庫跡の公園に着いた。


目の前を久大線下りの「ゆふいんの森号」が
通り過ぎてゆく。


ここに「すずめの戸締まり」の後ろ戸がある。


ここは代表的なシーンのモデルになった廃墟。


日常からポツンと取り残された様な
廃れた機関庫がどこか物悲しい雰囲気。


錆びた転車台と傍らに置かれた蒸気機関車。
未来に行けなかった時代がここで止まっている。


今日はお供を連れてきた(笑)


今度は上りの「ゆふいんの森号」が通過する。


古き良き時代を牽引した蒸気機関車の基地も、
あの車窓から見えるのは置いてきぼりの場所。


この遺構が新海誠監督の心を惹き付けたのだ。


映画の余韻に酔いしれながら、しばし佇んだ。


「Aコープくす店」に寄って買い出しを済ませ、
目的地のキャンプ場へ向かう。


本日の野営地「オートキャンプ竜門」に到着。


「明日は氷点下になると思います。」


女性スタッフさんがサイトまで案内してくれた。


本日の客は他にファミリー1組だけらしいので、
サイトは自由に選んで良いとの事。


木立のある電源付サイトにした。


先ずはColemanのタープシェルターを張る。


インスタントテントを入れる。


設営完了したら珈琲タイム。


ここのえの「わ~くす珈琲」を淹れる。


少し空気が冷たい位が美味しい珈琲になる。


炊飯の準備をしたら、ちょっとお出掛け。


近くにある「竜門の滝」を訪れる。


夏は滝滑りで賑わうらしいが、
さすがにシーズンオフで誰もいない。


最近、滝ばかり訪れているような(笑)
レインボーバレーを見てるので、
少し地味に感じてしまった。


さすがに川縁で眺めてると寒くなってきた。
少し小走りでキャンプ場へ戻る。


炊飯開始。


炊き上がりを待つ間は焚き火にあたる。


炊き上がったご飯はとり飯にする。


今夜は合鴨鍋。
「ミニミニKAMADO 」頑張ってます(笑)


冷え込む夜は鍋系が一番。


遂に気温は0℃を切っていく。


食後はお茶と地元名物らしい「平川ようかん」


湯タンポをシュラフへ入れる。


ファンヒーターでテント内を暖める。


施設内の温泉へ。


ちょうどファミリーが出た後だった。


嬉しい半露天風呂。
湯温は41℃でちょうどいい。


葉の枯れたモミジが惜しい。
紅葉の季節は素敵な眺めの温泉だろう。


21時半就寝。



















4時起床。
外気温は-1℃はあるようだ。


電気毛布のお陰もあり、
寝床は申し分無く暖かった。


テント内を片付ける。


インスタントテントを撤去して、
シェルター内で過ごす。


モーニング珈琲はバルンバルンの森。


ファンヒーターでシェルター内はほぼ6℃。


夜明けを待ちながら、朝食準備。


今朝はホットドッグ。


アルミホイルで包み焼き。


燃やして待つのが何より楽しい(笑)


簡単楽チン、放ったらかしで出来上がり。


胡麻ドレキャベツサラダには
持ってきた豆苗3世をトッピング。
温かいコーンクリームも付ける。


朝食を終えたら、撤収開始。


山影なので、
朝日は中々拝めそうにない。


テントやシェルターの乾燥は諦め、袋詰め。


全てのギアの詰め込みを終えた頃に
やっと日当たりになった。


今年は27度目にしてキャンプ納めである。


最後のキャンプ場を後にして、
冬枯れの山を下る。


道の所々に残る紅葉が心残りをざわつかせる。
ソロキャンプだから何処へだって行ける。


「さて、次は何処にしようか」


来年のキャンプに向けて、心の扉を
すでに開け放しているカムイである。









滝を見るならココ↙️



 すずめの戸締まりを楽しむ↙️



 もうひとつの後ろ戸↙️



今年は「白組」の完全勝利↙️