もしかしたら、相性の悪いキャンプ場が
存在するかもしれない。


そんなことを思いながら訪れた今回の目的地。
不運にも昨日から雨予報に変わってしまった。


ここは前回も雨キャンプ↙️



今にも降り出しそうな曇天を気にしながら、
諦めムードで受付へ足を運ぶ。


「今年のヒマワリの開花は遅れています」


スタッフさんの説明に更に落ち込む。


長崎鼻の岬一帯で現在開催されている
「ヒマワリフェスタ2023」だが、
確かにキャンプ場の周りに広がる
ヒマワリ畑の花はまだ小さく、少し淋しい。


本日のお客は4組とか。今回は浜サイトを選ぶ。
目の前には海水浴場。海で遊ぶ人がチラホラ。


姫島が見える。
沖合いでは時折稲光。雨が降るのは時間の問題。


自然の相手をするのがキャンプと言うもの。
何もかも思い通りになんて行く筈がない。


急ぎColemanのスクリーンタープを組立てる。


今回はテントファクトリーのチェアとベッド。
激安テント市で衝動買いした倉庫の肥やしを
使う機会がやっと来た。


全ての設営を終えたら、岬のキャンプ場を散策。


天候が良ければ景色もさらに良かったろうに。


前回サイトの灯台辺りは相変わらず風が強い。


何やらアートな施設も散見する。


途中、雨が振り出したので、
慌ててテントに戻り雨宿り。


程なく雨は上がったが、
17時を過ぎてビーチには誰もいなくなった。


静かな波音。時折ウミネコの声がする。


夕食準備。


家で揚げてきたチキンカツと湯布院牛カレー。
それにフンドーキンの生きてる(らしい)味噌汁。


Esbitのクックセットは炊飯がメイン使いだが、
レトルト湯煎やインスタント麺の調理にも便利。


食事を済ませたら、防波堤で夕涼み。


頂き物の「虎屋本舗の虎焼き」を持ってきた。
別府湾サービスエリア購入の「カボス緑茶」も
飲んでみる。


蒸し暑さに標高850mキャンプが恋しくなる(笑)
汗を流しに温泉へ車で出掛けることにする。


時折雷が光る不安な夜道を山に向かって
走ること15分程。
無事「戎谷(えびすだに)温泉」に到着した。


道中は街灯も少ない田舎道。失礼ながら、
名前からして寂しい湯治場かと思ったら、
何の、立派な温泉施設の利用者は多かった。


広々の内湯に加えて、
風情のある岩風呂の露天がある。


雰囲気も良くて、湯温もちょうど良い。
特に露天風呂は気に入った。


湯上がりさっぱり、気分もすっかり晴れた。


キャンプ場に戻ると、沖合いで相変わらず稲光。
夜中もまた雨が降るらしい。


湿度高めで寝苦しさはあるが、
扇風機に助けられ21時に就寝できた。



















4時起床。雨は上がっている。


眠気覚ましにスズナリさんの珈琲を淹れる。


珈琲を啜りながら、東の空の変化を眺める。


朝焼けに染まる東の空が美しい。


これだからこそキャンプは止められない。


姫島の達磨山の横を朝日が昇る。


絶景の海に感動しながら、朝食準備。


「玄米とひまわり食パン」で玉子ホットサンドを
作る。
キャベツサラダには向日葵ドレッシング。
コーンスープも用意した。


向日葵尽くしの朝食を終えたら片付け開始。


雨で濡れたタープの乾燥を待つ間、
ヒマワリ畑で時間を潰す。


嬉しいことに
昨日と見違える位に花が増えている。


夏空の太陽に向かって、
皆元気に顔を上げている。


雨の恵みのお陰である。
こうなると雨も時にはありがたい。


昨日から気になっていた「花の岬茶屋」の
「ヒマワリアイス」を購入。


向日葵の種の食感が良い。
今年もお気に入りの夏の情景に出会えた喜びで
アイスが尚更美味しい。


荷物を車に詰め込んでいると
家族連れが次々と海岸に降りてくる。


賑やかになった砂浜はちょっと居心地が悪い。
海水浴客と入れ替りでサイトを後にする。


ヒマワリ畑はまるで黄色の笑顔で
溢れているようだ。


これで夏も見納めかと車はヒマワリ畑を
ゆっくり抜けてゆく。


バックミラーの中で遠ざかる岬の夏が
カムイには堪らなく寂しかった。














 激安テント市↙️




前回キャンプとは標高差850m↙️