過去のブログより・・・2008/10/9(木)
「苦しい時に苦しい顔をするのは、一番楽なことだ。
苦しい時に涼しい顔ができるヤツは強い。
でももっと強いヤツは、自分が苦しい時にこそ人を思いやることができるヤツだ。
お前は今、苦しそうな顔をしているが、それは一番楽なことをしているだけだ」
僕が社会人になりたてのころ、会社の先輩から言われた言葉です。
当時の僕は、ハードな仕事と資格取得の勉強で、睡眠時間は毎日3時間程度。
また人間関係でもいろいろと思い悩むこともあり、ひどく疲れた日々を送っていました。
表情は険しく、他人に愚痴をこぼすようなこともしばしばありました。
そんな愚痴に対する先輩の答えが、先ほどの言葉でした。
当時の僕にとっては、とてもショックな言葉でした。
最近、1冊の本を読みました。
「人生生涯 小僧のこころ」という本です。
行者である著者が壮絶な荒行を続けます。生きるか死ぬかという荒行の最中、その行者の中には「感謝の心」と「人と自然を思いやる心」のみがありました。
強い人だなあと思いました。そして先に述べた先輩の言葉を思い出しました。
最近の僕はどうも表情が険しい。
困難に挑戦することが多いんだからしかたのないこと、と自分自身納得していましたが、でもそれは「甘え」なのだということに久しぶりに気づかされました。
日々気づきと学びです。
この気づきをもたらしてくれた1冊の本に感謝します。