「氣」とは命のエネルギー。
その「氣」を、自分の身体で感じることを
「気感」と言います。
今回は、自分の「手のひら」から出ている氣を感じてみます。
手のひらには、「労宮(ろうきゅう)」という
大きな氣のスポット(ツボ)があります。
そこから出ている氣を、体感してみます。
まずは「体」と「心」を整えます。
・「背筋」を伸ばしましょう。
・骨盤の上にある「腰骨」を立てます。
※腰骨を伸ばし、少し反らせます。
・「首」に入っている力を抜きましょう。
(首に入っている力を下に落とす感覚です)
・「肩」に入っている力も抜きましょう。
(肩に入っていた力や重さを、臍(へそ)の少し下あたりに落としましょう)
・臍下に意識を向け、お腹でゆっくり深呼吸をしてみましょう。
・息を吸うときに、大気中を漂う「氣」が体内に入ってくるイメージを持ちましょう。
・息を出すときに、体内の「氣」が外に出ていくイメージを持ちましょう。
・思考(脳)をお休みさせましょう。
・頭をからっぽにしましょう。
・空っぽになった頭に、風が通るイメージを持ってみましょう。
・大切なのは、感じることです。体感です。
これで、準備ができました。
両手を軽くあわせ、3~4回こすってみましょう。
その後、手のひらを2~3cmくらい離し、
手のひらが感じる感覚に集中します。
じんわりした感じ。
かすかに、もわっと熱を感じるかも知れません。
両手の「手のひら」には、氣のスポットがあり、
磁石が発する「磁力」のように、氣が出ています。
前回、磁石を使って行った練習と同じように、
手のひらを上下にずらします。
頭で考えることをやめ、
指や手のひらが感じる感覚に集中します。
何度か上下にずらしていきますと、
磁石を30cmくらい離した時と同じような、
かすかな モワンという反発(弾力)の感覚がでてきます。
磁石と同じように、
ずらす速度を変えてみたり、
指先や指の間の感覚などにも意識を向けてみてください。
私は、「1~2秒で1往復」するくらいの速い動きの方が、感じやすくなります。
もしかすると、手のひらの間隔を少し離した方が感じやすいかも知れません。
一度磁石を持って、感覚を思い出しても良いです。
意識を、
手のひらの感覚に向け、
考えることをやめ、
体感で探していきます。
もしその感覚を探りあてたら、
それをしっかり味わいます。
身体に記憶させます。
これが自分から出ている氣の感覚です。
慣れてきたら、手のひらの間隔を
少しずつ広げてみてください。
今回の練習法のご紹介は、以上になります。
次回は「気感の磨き方」のご紹介です。
楽しみながら、体感してみてください。
<1>: 気功について
<2>: 磁石で気感の練習
<3>: 手のひらの氣を感じる
<4>: 左手の気感を磨く①
<5>: 左手の気感を磨く②
<6>: 自分の氣を診る
<7>: 他人の氣を診る
<8>: 氣で癒す
<9>:氣のエネルギーを高める①
<10>:氣のエネルギーを高める②