9月になって
朝夕の涼しさに、
寝苦しさから逃れられ
猛暑がやっと影を潜めてくれるようになりましたが
日中の氣温がなかなか下がりませんね
ちょっと体を動かすと汗がどっと吹き出て
まだ夏が残っているなーと感じる今日この頃。
こんばんは(*´∇｀*)
漢方サロンma-geのけー子です。
まだまだ油断はできない夏の不調の一つとして
「高血圧」があります。
確かにひと昔前は、夏は冬にくらべて
血圧が安定しやすいと思われていました。
冬は寒くなることで血管が収縮し、
その結果血圧が高くなることが多いですよね
ではなぜ夏場になぜ血圧が上がりやすいのか
その原因は主に以下の2つ
《室内外の温度差》
昨今の夏は30度を超える日が続くことも多く
冷房による室内外の温度差で、冬と同じように
血圧の変動が大きくなることが多いのです
この温度差は自律神経のバランスも崩し、夏バテにもなりやすいです。
体に負荷をかけやすいんですね。
《発汗》
そして夏はたくさん汗をかくことで体内の水分調節がうまくいかず
血流も悪くなりドロドロの血となり血圧が高くなりやすいです。
特に高齢の方は喉の渇きを感じずらく脱水症状に。
（前回のma-geカラダ通信「夏の不調〜便秘」でも
「暑邪」が体に入ると汗を大量にかくお話しを書きました。）
対策としてまず、水分補給をしっかりすること
腎機能の回復にも役立つミネラルを含むミネラルウォーターや
カフェインが少ないお茶がおすすめ
そして、室温を下げすぎないように注意しましょう
有酸素運動などの適度な運動も血圧のコントロールに役立ちます
オススメの漢方薬は・・・血圧の他に伴う症状と体力の有無により種類があります。
☆実証（比較的体力がある）・・・血圧が高くのぼせ、肩こり、便秘、めまいが伴う症状
・桃核承気湯（とうかくじょうきとう）
・桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）、
・柴胡加竜骨牡蠣湯（さいこかりゅうこつぼれいとう）
・黄連解毒湯（おうれんげどくとう） など
☆虚証（体力に自信がない）・・・血圧が高く肩こり、耳鳴り、のぼせが伴う症状
・釣藤散（ちょうとうさん）
・七物降下湯（しちもつこうかとう）～下の血圧が高い人に
など
☆水毒（すいどく）・・・血圧が高くむくみ、めまい、手足の冷え、倦怠感が伴う症状
・当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）
・真武湯（しんぶとう）
・半夏白朮天麻湯（はんげびゃくじゅつてんまとう） など
漢方薬は血圧が高い症状について、
ただ下げる目的で用いるというより
全身の調和を整えたうえで
血圧の安定をみることを主としていますので
漢方薬を長期で使われることで、
血圧が下がり過ぎるということはありません（＾_＾）
漢方カウンセリングでは体調、体質に合わせて漢方薬をお選びしています
いつでもお氣軽にお問い合わせくださいね( ´艸｀)
夏を思い切り楽しんで、毎日頑張ってきたみなさま。
季節の変わり目とともに夏の疲れがどっと出てくる時期です
無理せずに、ゆっくり氣血を巡らせて
みなさまがステキな秋を過ごせますように
今日もお読みくださりありがとうございました
ヘルシーを漢方で
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