長く入所しているAさんは
認知症で
コミュニケーションは
まったくとれず、
こちらの言うことは
わかってもらえない、
Aさんの言いたいことも
わからない。
食事をはじめ
すべての日常生活に
介助が必要な方です。
このAさん、
少し前に
体調を崩し、
部屋で点滴治療。
おかげで
体調は戻ったものの
今度は
食事を頑として食べず
やっぱり点滴…。
食事の時間になると
看護師さんたちが
ベッドサイドで
食事介助してくれるんだけど
口を一文字に結んだまま
絶対食べてくれないんです。
「食べる」ということを
忘れてしまったのかな…。
胃ろうをはじめとした
延命治療を
ご家族は希望せず
点滴でつなぎながらも
そろそろお別れかな~と
思っていたんですが。
先日紹介したこの本。
この中で
「認知症の方に食べて欲しいなら
自分がまず
美味しそうに食べなさい。
言葉で説明するのではなく
食べる行為を見せなさい」
って書いてあるのを読んで
そうだ!
これだ!!!
って。
食べることを忘れていても
周りの人が
食べてたら
つられて食べるんじゃない???
ずっと
部屋で点滴していたAさんを
昼食時間に
食堂に連れ出して
様子を見ていたら
あ~ら不思議。
パクパク食べるじゃ
ありませんか!
今までずっと
つききりで
食事させようと
格闘してきた看護師さんたち
崩れ落ちてました(爆)。
体調悪い=起こさないって
決めつけてはいけないですね…。
ごめん。
諦めないで良かったな、
この本読んでよかったなって
思いました。
本代の、元はとったね!(笑)
(おつりがくるわ!)
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓