不眠と鉄欠乏性貧血 | 不調と不妊と漢方養生

不調と不妊と漢方養生

現代の女性は忙しいですね。
仕事・家事・妊活・育児・介護 etc.
東洋医学から不調の原因解説と
走りながらの女性の不調ケアを紹介します
不調の原因が分ればきっと大丈夫

不眠と鉄欠乏性貧血

 

こんにちわ

講師/漢方養生指導士/不妊カウンセラー

よっしいです。

 

本日は

血が足りない不眠を

少し西洋医学の観点から

 

”鉄欠乏性貧血”

 

かくれ貧血と言われ

日本人女性の4人に1人

鉄欠乏性貧血とされます

 

なぜ隠れてるかというと

通常の血液検査の項目に

含まれていないからです。

フェリチン、TIBCとかMCVとか

 

思春期、妊活中、産後、

月経過多の女性に多く

 

共通点は血を多く消耗し

足りなくなること悲しい

 

フェリチンという貯蔵鉄

足りなくなり

目安は大体12ng/ml以下

 

ちなみに出産で女性は

40ng/ml相当のフェリチンを

使い果たすとされてます。

なので欧米での妊婦の

フェリチン目標は最低40ng/ml

 

また月経過多だと出血量から毎月

貯蔵鉄がギリギリで

自転車操業になりやすいです。

 

 

鉄欠乏性貧血の症状

 

そのフェリチン(貯蔵鉄)が

足りないとどんな症状が

出るかと言うと

 

ほぼ東洋医学の

血が足りない血虚に近く

体の末端や心に不調が出ます

 

初期で代表的なのは

・爪が割れる

・毛が抜ける

・イライラしやすい

 

ですが

フェリチンが一桁ぐらいになると

・不眠

・めまい

・足のムズムズ(レッグレストレス症候群)

・氷・爪を食べたくなる(異食症/ピカ)
 

などの深刻な症状が出てきます。

 

もし周りに冷たい飲み物の氷を

バリバリ食べてる

方がいたら要注意

 

私は20代の頃は仕事の合間に

アイスコーヒーの氷を

やたら食べていました


 

私と鉄欠乏性貧血

 

 

ちなみに私は妊活時に

一度、鉄欠乏性貧血になり

産後に再発しました。

 

不妊治療も意外と

血を多く消耗するものです

(誘発、採卵、採血、流産...)

 

診断のきっかけは

めまいと不眠です。

 

まるでそれは

雲の上を歩いてるよう

頭に栄養がいかないので

フワフワします

 

こんなかんじ?

東洋医学でも血が足りないと

このタイプのめまいが起きます

 

当時、私のフェリチンは

一桁代でした。

 

血液内科で

漢方外来をしている先生に

診てもらい西洋医学と東洋医学の

両面から鉄欠乏性貧血の治療をしました。