大部分の漢方処方は複数の生薬の組み合わせでできています。
足つりに使うことで有名な「芍薬甘草湯」は芍薬と甘草の2種類。
婦人病の諸症状に使われることのある「芎帰調血飲第一加減」は21種類(これ調合するの大変です)。
まあ、おおかた6~12種類くらい入っている処方がメインかなぁ。
なんか沢山入っている方が効きそうなイメージもあるかもしれません。
でも実際の目的としては即効性を求める時には「生薬の種類が少ない」処方を、体質の改善を求めるときには「生薬の種類が多い」処方が使われることが多いですね。
だって足つっちゃて治まるの1か月後じゃ困りますでしょ?
だからとにかく早く効かせるためには、少ない種類でわき目もふらずにそこだけに作用を集中させたい。
逆に体質が元で出てくる症状が色々あって、原因も1つではないからあっちこっちに効かせたい。
そのためには生薬の種類もそれなりに必要になる、でも作用が分散するから効き目の鋭さも落ちますよ、というわけです。
…大体そうなんですが…ときどき生薬の種類が多い処方でも効果が数日で現れることもあって、こちらがビックリしちゃうなんてことも。
いま服用している漢方薬の中の生薬が何種類入っているか、もう一度調べてみると興味深いかもしれませんね。