青葉薬局の藤田です。
曇り空☁️〜〜!
昨日、めまいの方が多いよ?
と、書いたら、「何かここの所ふわっ〜〜とするのよね、何かしら?」
と、お客様が!
アラアラまた。
今、ほんとに良くない時期ですからね。
変わった事せずに、ジッとしてましょう。
何か、暗い感じですけど、基本的に冬は「閉臓」
と呼ばれる。
閉じて、栄養分を補給して、ジッとしている季節です。
立春まではおとなし〜く、してましょう。
とは言え立春になったからと言って、いきなり動き出したらダメですよ。
穴から出てきた熊さんみたいに、そろそろ動き出して下さいね。
自然の流れです。
さて、
始めましょうか、身体を判断する時の、弁証方法
八綱弁証です。
先日、勉強会で先生から、ちゃんと八綱で分けて整理して!と言われちゃった私です。
あ、でもこの年になっても教えて頂ける先生がいらっしゃるのは、とてもありがたいです。
本当に、基本を忘れてはイカンですね。
私の復習も兼ねて。
八綱弁証は、最も基本的な病気の判断の仕方!とよばれてます。
こんな概略です。
①病気の症状を、病邪の位置を見るのが表裏。
表側(まだ軽い)にあるのか?
裏側にあるのか?
を判断するのが、表と裏
②病邪の性質が熱いのか、寒いのか?を判断するのが、
寒、熱
③病邪の勢いや体力があるのか?
無いのか?
を見るのが、
実と虚
表、熱、実は陽に分類され
裏、寒、虚は陰に分類され
この
表、熱、実、陽、裏、寒、虚、陰の8つを合わせて
八綱弁証と言います。
まずは順番に説明していきますね。
まずは表と裏から。
表と裏は病邪が何処かにあるのか?
の判断に使われます。
病邪が表〜まだ浅い所にいる時は、寒気がしたり
喉が腫れたりの症状が出ます。
風邪の初期を想像すると、分かりやすいですね。
風邪の初期はまず寒気がしますね。
それは、風邪の邪気が表に付いた時に、ゾクゾク!
と、悪寒や悪風がしたりするのですね。
また、
表の力が無いと、汗が漏れ出たり、
表の力かあると、汗はかかなかったりします。
風邪の時に汗のある無いを考えるのは、その方の体力を考えてるのと同じですね。
汗をじっとりかいている時は体力が無い時。
葛根湯や麻黄湯は体力がある方で、汗をかいて無い時に使います。
表がしっかりしてるので、汗をかかないのです。
体力があるので、葛根湯や麻黄湯で無理矢理汗をかかせて、風邪の邪気を追い出します。
体力が無い方は、ジワジワ汗をかいているので、葛根湯や麻黄湯では強すぎて、体力を余計に奪って風邪が長引きます。
桂枝湯や桂枝加葛根湯などがおすすめです。
妊婦さんには、葛根湯よりも、桂枝湯や桂枝加葛根湯を使います。
で、
麻黄が入っている、葛根湯や麻黄湯は妊婦さんには良くないのですよ。
妊婦さんは基本的に体力無いとして、扱います。
なので、葛根湯や麻黄湯では合わない。
でもね、桂枝加葛根湯は、桂枝湯ベースに葛根(くず粉)が入ったものだから、麻黄は入って無いのです。
だから、妊婦さんも飲めるのです。
昔に妊婦さんのお客様に桂枝加葛根湯を
勧めたら、めっちゃ拒絶された苦い経験が忘れられない
桂枝加葛根湯は葛根湯では無いからね。
桂枝湯の方だからね。
さて、次回は裏証についてです。
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