今年も高校野球夏の選手権大会地方予選の季節となりました。
ってなわけで行ってきました
白河市のゆるキャラ「シラカワン」であります
土曜日は白河市白坂にある白河市民球場(白河グリーンスタジアム)に行ってきました。
ココまで来ればもう福島・栃木県境の近くですね。
入場料700円払って入場。
内野席裏の通路は激狭
売店類や自販機すら全く無し。
予め自分で用意して入場する必要があります。
予選初日なのでまだ一回戦。
第1試合 磐城農業0-15白河高校(5回コールド)
スコアボードは昔ながらの名前手書き式です。
拓魂!って横断幕が格好良い
磐農は通称「ばんのう」ですね。
福島県には岩瀬農業高校ってのもあって通称「がんのう」。
福島県に来て最初の頃は磐農と岩農の区別が付きませんでした
バックネット裏よりもネットが無いこの位置から見るのが好き
向かい側ベンチの中を眺めるのもGoodです。
磐城農業のユニフォームってこんな感じだったっけなぁ
白河高校は時々第5~8シードになるクラスの普通県立高校。
高校野球地方予選やる地方球場とすればちょっと手狭
高校野球の応援団風景は結構地方差あります。
私も就職してアッチコチにたらい回しに合いましたが・・・
今まで見た中で一番凄かったのが香川県。
夏の大会だったら1回戦からブラバン付き全校応援
隣の徳島県の応援は極めてシンプルで
お隣さんでも全く風土が違うので驚きました。
戦力差はあったのですが・・・白河高校の粘り強い打線もあって5回コールド。
野球は投手力です。
試合後は勝利チームの校歌斉唱付き
このセレモニーがない都道府県も結構多いですからね。
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暑かったので暫く自家用車に戻って休んでから再び球場へ
第2試合 平工業9-10安積高校(10回タイブレーク)
この位置だと向かい側の打者のファールチップが飛んでくるので緊張感あり
平工(へいこう)はいわき市在住時代にはお馴染みのユニフォームでしたね
安積は・・・シンプルに「ASAKA」か・・・
大体、私的に「あさか」と言えば朝霞ですけんね。
前半は平工有利に試合が進行しますが、
リリーフした安高左腕#12の好投から試合の流れが変わりました。
野球はまずディフェンスで流れを作ってオフェンスに繋げるのがセオリー
安積高校応援団は羽織袴姿の応援団員の方がおりますし伝統校のようです。
試合中盤から安高にモメンタムが移動
この平工#5の子の身体能力が飛び抜けてる
体のバネ感が日本人離れしてるアスリート。
大学とかで野球続けて欲しいなぁ
いろいろあって・・・9回終わって8-8の同点。
10回からはタイブレーク、無死一・二塁からイニング開始。
まぁねぇ・・・平工業の要所要所での失策(若しくは失策に近い安打)が痛かったなぁ
でもしたくてエラーする選手はいないのですから。
10回裏二死満塁から安高三塁走者のホームスチールが決まり劇的勝利
サヨナラホームスチールはさすがに見たことないですから
と思ったら・・・平工側からの申し立てにより審判協議
審判の協議が延々と続きスタンドは微妙な雰囲気に
本部席前では平工主将を交えて延々と協議が続きます。
どうやら守備妨害があったのではないかという「疑義」のようです。
(高校野球では「抗議」は出来ない。)
確かにホームスチールの際にアウトのタイミングに見えた(三塁側から)のですが、
クロスプレーがあって捕手が落球したのは確か。
それが守備妨害になるのか否か
審判団が平工主将を「説得」出来ないこともあり、
もしかしたら「理」は平工側にあるのではとも感じてしまいましたが・・・
結局、平工側の守備妨害ではないかとの「疑義」は認められずゲームセット。
まぁ高校野球地区予選ではプロ野球のようなビデオ判定が無理なのは明か。
守備妨害・走塁妨害等の判断は審判が即座に判断し後の修正はあり得ない。
と思ったら・・・試合後に平工が整列しない・・・これは異様で異例な事態です。
監督さんに説得を試みる審判団の皆さん。
本来なら「審判員に対して規則適用上の疑義を申し出る場合は、主将、伝令または当該選手
に限る。(規則 8.02(b))」とあり審判と監督さんの直接的対応は規則的には無理。
でも高校野球見てると稀に見る風景です
最後は整列して礼
最後の最後に微妙なプレーで試合終了になってしまって皆さんお気の毒でした。
「試合時間3時間47分」との場内放送で場内がざわめきました。
こんだけ長い試合時間は高校野球では稀です。
凄い試合でした。