この正月休みは日程の都合で異例の長期休暇
でさ・・・私は基本的に平日に休むのは無理なので(当たり前だ)
こういう長期休みの「平日」は平日にしか出来ない事をやりがち。
1月5日は再び上京して国会議事堂(参議院)見学で出かけました
平日で本会議が行われなければ比較的簡単に見学出来るんですね。
知らなかった。
早朝の有楽町駅からトボトボ歩きます
桜田門のところ。
前方に見える高いビルは警視庁(東京都の都警)
警察庁よりも立派
法務省の旧本館は1895年(明治二十八年)完成のレンガ構造物
なんで関東大震災(1923年)を生き延びたのかですが
大震災の前に鋼材による補強工事を施したようです(説明板にあった)
国会前広場はかつての彦根藩上屋敷。
三権分立の時計塔は健在ですが・・・憲政会館が無くなっていてビックリ
憲政会館は移動して、ここには国会図書館が出来るようです。
ここには日本の水準測量の原点であった日本水準原点あり。
この場所は明治維新後には日本陸軍参謀本部でしたからね。
(国土地理院の前身は参謀本部陸地測量部)
日本水準原点の横に現在のGPS測量で使われている現役の水準原点あり
国会議事堂を反時計回りに裏側に回ります。
これは国会図書館。
過去に3回訪れたことがありますが、来る度にシステムが激変していて
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参議院別館の横に見学者用の入口あり。
手続きして入場。
手荷物検査はありますが基本誰でも見学OK
この見学者控え室がなかなか充実している。
ココをまたジックリ見学したいなぁ
参議院の前身は貴族院。
両院制(二院制)においては上院となりますな。
しっかし戦後となり参議院と名付けたセンスが凄い
参議って奈良時代からの律令制における太政官の官職の一つだもんなぁ
こういう木の札を重ねて数えるのって国会中継ではよく見ますね。
極めてアナログチックですが、こういう誰の目で見ても一目瞭然ってなシステムが重要
議長が「静粛に・・・ゴンゴン」ってやるアレ
何つぅんだろ
座席のレプリカもあり
意外と狭いぞ
個人名を記した名札を持ち上げると賛成・反対のボタンがあるんですねぇ
こういうのも知らなかったなぁ
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じゃぁ職員の方の先導で国会内へ
本会議議場。
実際に目にすると意外と狭く感じる
座席四百数十席に対して現在の参議院定員は248人
座席は狭いですが1人で二つ使える換算のようです。
議長の横に事務総長って役もいるんだ・・・
後ろには開会式の時に天皇が座る御座あり。
総理大臣初めとする閣僚が座る席。
手前には車椅子の議員さんが発言する時に使うスロープあり。
御傍聴席とは天皇が会議を傍聴する際に座る場所。
1936年(昭和十一年)に現国会議事堂が建設されてから、
御傍聴席が使われた事は一度も無いとのこと。
この傍聴席ですが・・・座席が垂直で狭い
まぁ昔の国鉄車両のクロスシートもこんな感じでしたからね。
それと・・・フランス革命時の国民議会で右側に保守派が座り、
左側に急進派が座った事から、右翼・左翼という言葉が生まれたと・・・
と言うのは一般常識として知っています。
では現在の参議院でどのように座席を割り振りするのかですが、
人数的に最大会派を議場中央、第2会派をその左側に、第3会派をその右側に、
と配するのが「原則」のようです。
また当選回数が若い議員ほど前側に、ベテラン議員ほど後ろ側に座るのも
「通例」とのこと。
参議院議場と衆議院議場の真ん中部分。
天皇の御休所。
開会式に訪れる天皇が待機する場所。
こちらは皇族の控室。
椅子の配置を見ていたら・・・天皇って立場って孤独なんだろうねぇ
廊下・・・国会中継でも時々写りますな。
国会議事堂の中央広間。
左側に板垣退助像、右側に大隈重信像。
見えないけど右下に伊藤博文像、左下には台座はあるけど銅像はないとのこと。
見上げると・・・国会議事堂の中央ドームですね。
ここって吹き抜け構造で人が入れないんですねぇ
驚いた
前庭に出て見学会終了。
時間的に実質40分でした。
表門横の通用門から外に出ました
今度は実際に開催中の国会を傍聴したいなぁ
説明見ると可能なようです。
まぁ国会議員さんの紹介があればもっと融通効くし簡単みたいですけどね
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じゃぁ銀杏並木を下ってもう一つの目的場所へ
東京高等裁判所・地方裁判所。
裁判の傍聴も1度やってみたかったんです
手荷物検査はありましたが(身分証の提示なく)裁判所は誰でも入れる場所なんですねぇ
裁判所内での写真撮影は厳禁です
但し・・・法廷自体が東京地裁の刑事裁判(窃盗事件ですか・・・)が午後から1件のみ。
そりゃ正月気分が抜けない今時分に裁判なんか関係者各位やりたくわないわな
ってなわけで法廷ガイドブックを貰って直ぐに退出しました
家庭裁判所は原則非公開だから・・・
裁判傍聴するんだったら東京か仙台に行かなきゃならない。
次の機会を待とう