燧ヶ岳に登る・・・の巻 | 乾パンのブログ

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昨日の土曜日は・・・お休みで福島県会津地方では午前中はそこそこ晴れるとの天気予報だったので、

南会津郡檜枝岐村にある燧ヶ岳に行ってきました走る人

 

 

上矢印場所はここ。

尾瀬国立公園内にあって尾瀬ヶ原の直ぐ北側。

 

標高2,356mとのことですが、何と東北地方最高峰であります。

山深い東北地方で3,000m級の山がないのがちょっと意外ですが・・・

それだけ中部地方の日本アルプス群は特異に急峻だってことなのかもしれません。

 

 

午前1時起床、午前2時に郡山の自宅を出立して、午前5時に御池駐車場に到着。

同じ福島県でも御池は最深部にあるので遠いなぁあせる

 

 

有料駐車場(駐車料1日1,000円)はそこそこ混んでましたが、

これが昨今の諸情勢がなければ満車級の混雑だと察します。

 

なお、燧ヶ岳に日帰りで登ろうとするなら北側の御池まで車で登るしかない。

南側の尾瀬ヶ原から登るには山小屋に泊まるしかないですからね。

 

 

5時20分に御池登山口から入山。

写真には写っていませんがそこそこ登山者は多いです。

 

 

広い木道を進みますが、5分ほどで左折。

ヤッパシ直進する尾瀬ヶ原に向かう方がメインルートだと察します。

 

 

直ぐに岩だらけの急登が始まります。

朝6時前で涼しいしまだまだ元気チョキ

 

 

6時10分、広沢田代に到着。

高層湿原って不思議だよなぁベル

山の中でこんな平たい湿原が広がるなんてね。

なお、直ぐに前方の山の急登が始まりますパー

 

 

濡れたデカい礫岩は滑りやすくて閉口します。

 

 

木段も所々ありますが、傷んでいて濡れているので滑りやすくて怖いんですえっ

万が一にも滑って転落したら怪我じゃ済まない。

怪我して身動き取れなくなったら遭難ですからねぇ・・・

 

 

6時55分、熊沢田代に到着。

ココに至りやっと燧ヶ岳を望めるようになります。

 

 

燧ヶ岳への登り口から振り返ります。

こう見ると熊沢田代は凹地ですね。

燧ヶ岳も会津磐梯山と同じく定期的に山体崩壊するタイプの火山のようで、

その影響による地形のようです。

 

 

ここからのガレ地の急登が辛かったなぁ叫び

写真じゃ分らないけど凄い勾配・・・

 

 

崩落した場所のトラバースも気を遣います。

 

 

森林限界も抜けここまで来ればもう少し。

 

 

燧ヶ岳のピークの一つ、俎嵓(まないたぐら)に到着、8時15分。

標高2,346m

俎で「まないた」も読めませんが、山かんむりに品もなかなかキツい漢字です。

「嵓」に似た「嵒」もあるし奥深いねぇ・・・漢字の世界もビックリマーク

 

 

 

振り返ると・・・熊沢田代の奧に会津駒ヶ岳から中門岳にかけての稜線が遠く望めます。

北側(東北地方)は青天ですね晴れ

 

 

尾瀬沼も望めます。

南側(関東地方)は少々雲があるようですくもり

 

 

燧ヶ岳の最高峰は写真に見える柴安嵓(しばやすぐら)

ここに登らなければ燧ヶ岳(=東北地方の最高峰)に登ったことにならない・・・

急坂下りて登らなければならないのに気が滅入りそうになります。

昭文社の山と高原地図によれば、爼嵓~柴安嵓間は20分で歩けるそうですがちょっと信じがたいべーっだ!

 

 

と思ったら、ホントに20分で登れました。

燧ヶ岳(柴安嵓)山頂、8時40分。

標高2,356m

御池登山口から3時間20分掛かりました。

 

 

疲れたぁガーン

私はハイキング気分で山登りしてますが、この山はハイキングの域を脱していますえっ

 

私もそんなに足の遅い方じゃないんですが、今回は山道で追い抜かれる一方あせる

皆さん、体力(健力)と経験値が高い方々ばかり・・・

私のレベルではここらが限界なのかもしれません

 

若い御令嬢の方々が私をすいすいと追い抜くのです。

少々ショックショック!ですが、若い女の子が1人で山登り出来るのですから日本も平和ですね。

ここは比較的メジャーな山で誰も居ないわけではない・・・がキーポイントでもあります。

「誰も居ない」山も多いですが、こういう場所は危険も潜んでいるわけですから。

 

 

尾瀬ヶ原が見下ろせます。

絶景ラブラブ!

尾瀬ヶ原と言っても完全な湿原ではなくて、中を流れる小河川の周囲には樹林帯があるンですね。

 

向かい中央に見えるピークは至仏山。

「仏に至る山」って良い山名ですクラッカー

 

至仏山も燧ヶ岳も「日本百名山」に数えられますが、

関東地方にお住まいの方々には至仏山の方がメジャーなようです。

 

燧ヶ岳は尾瀬ヶ原の奥地にある「秘境」扱いのようですね。

(山頂に居た登山者の方から伺いましたグッド!

福島県に住む私的には「手前側にある」燧ヶ岳の方が遙かに身近ですが・・・

 

 

暫く休んで9時に下山開始。

柴安嵓~爼嵓間は狭い岩だらけの山道ですが、

9時を過ぎると人が多くて通過に手間取る様な為りましたDASH!

 

 

再び爼嵓に戻ってきました、9時20分。

国土地理院の三角点(二等三角点)があるのは(燧ヶ岳の最高峰である柴安嵓ではなく)爼嵓の方。

三角点の設置にはこちらの方が好都合だったのかはてなマーク

 

ここから長英新道を下って尾瀬沼に出て長蔵小屋から沼山峠に登って

バスで御池に帰ろうとも考えましたが、疲れたので登ってきた道を直帰することにしましたシラー

 

 

デカい濡れた礫だらけの山道を下るのは気を使うし精神的にも(無論、体力的にも)疲れます。

所々ある木道や階段も濡れていると滑りやすいことこの上なしドクロ

 

私は慎重に一歩一歩、足下を確かめつつ手も使って下りますが、

中には飛び跳ねるように走ってすいすい下る方も居ます。

とてもじゃないけど真似できない。

 

山登りの熟練者(らしき方々)は体幹が違う気がします。

歩いていて体の重心が左右にぶれない感じ。

足腰の筋力が違うのだと思います。

普段から鍛えているんだと察します。

 

 

やっと御池登山口に戻ってきました11時50分。

 

 

出発から6時間30分、うち休憩時間は計30分ほど。

疲れたけど、心地良さも感じました。

山の上は涼しいと言うよりも寒い気もしました。

もう秋が始まっているのかもしれませんチョキ

 

 

これで深田久弥先生が選定した「日本百名山」では・・・

 

福島県 吾妻山 安達太良山 磐梯山 会津駒ヶ岳 燧ヶ岳 

栃木県 那須岳

茨城県 筑波山

 

の7座に登った事になりますラブラブ!

福島県で残るは・・・飯豊山だけどここは山小屋に泊まらなければ登れない場所。

どうしましょうか得意げ