国鉄鶴見事故供養塔に行く・・・の巻外 | 乾パンのブログ

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今週の日曜日はKAAT神奈川芸術劇場まで

宝塚歌劇花組公演『銀ちゃんの恋』を観に行ったのですが・・・

 

チケットを11時公演だと勘違いして朝イチの東北新幹線で郡山を出立いたしましたが、

新幹線に乗って直ぐにチケット見直したら15時30分公演であることを確認汗

 

トホホ・・・もうちょとユックリと出発すべきだった・・・しょぼん

でもマチネのチケットをソワレだと勘違いしていたらリカバリー不能でしたからまだ遙かに良かったです。

 

首都圏で時間潰ししなければなりませんが・・・

平時なら三競オートに行くか、資料館・博物館に行くかですが、

昨今の諸情勢により人の多いところには行きたくないショック!

 

ってなわけで、今回は神奈川県の鶴見市に寄り道して、

国鉄鶴見事故の散策に出かけました。

 

 

上矢印鶴見事故についてはwiki参照。

終戦後の混乱を脱して高度成長期を突き進む日本。

 

農業国→工業国への転換で人口が大都市圏に集中し始めますが、

首都圏における貨客の輸送力増大に旧態依然たる国鉄の車両や設備が破綻し始め、

様々な重大事故を起こしてしまいます。

 

三大事故が桜木町事故・三河島事故・鶴見事故ですが各々100人以上の死者が生じます。

いずれも戦前製の脆弱な車両が大きな犠牲者を出す大きな要因になりました。

 

 

品川で京急に乗り換えると京急鶴見駅へ。

川崎の街にはよく通いましたが鶴見に行くのは初めてですな。

 

 

駅前にある総持寺に行ってきましたベル

曹洞宗の寺院ですね。

曹洞宗と言えば・・・福井県の永平寺という印象でしたが、

永平寺と総持寺が大本山とのこと。

正直、知りませんでしたニコニコ

 

 

山門。

総持寺は明治時代に創建された寺院とのことで、大宗派の本山とすれば真新しい感じ。

 

 

菊の御紋のある門。

きっとエラい人だけ通れるんでしょうね。

 

百軒廊下と称される回廊から中には入れませんでした。

残念。

なお、鶴見事故の際はこの百軒廊下が遺体の仮安置場になったとのこと。

160名を越える遺体を1カ所に集められる場所は(事故現場から程近い距離の)ココだけだったようです。

 

 

かなり立派な本堂(大祖堂)があるようですが残念です。

 

 

よく分かりませんが、曹洞宗のエラい人はてなマークの銅像。

 

 

駐車場の一角に鶴見事故慰霊碑有り。

 

 

合掌(-人-)

 

 

参道から真っ直ぐ国道1号線(東海道)方面を望むとJRの跨道橋あり。

今では廃止されていますが踏切があった場所ですね、きっと。

 

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総持寺からJR東海道本線沿いに南に歩きますと走る人

 

 

花月園前踏切

首都圏屈指の開かずの踏切として有名ニコニコ

ここも来たかった場所の一つ。

 

 

なんつっても、東海道本線、京浜東北線、横須賀線、JR貨物線という、

首都圏屈指の高密度線が束になった踏切じゃけのぉラブラブ!

 

 

お~・・・JR貨物の主力EF210。

VVVF制御の吊り掛け駆動って電気機関車ならではですわ得意げ

貨物列車は長いので通過に時間が掛かります。

 

 

向こう側に見えるのは京急本線。

JR線の踏切と京急の踏切の間に「中州」があるのですが、

二つの踏切が同時に開くのは休日昼間でもほぼ無しビックリマーク

 

 

まぁ跨線橋があるので踏切廃止しても良いんですけどね。

この向こう側にかつて花月園競輪場がありました自転車

少なくても1回は行ったことあるんですけどね。

 

 

戦前期までは実際に花月園という遊園地があったそう。

それが戦後になって競輪場となったのは京王閣と同じですチョキ

競輪場が廃止となり再び公園となるようです・・・

 

 

京急の花月総持寺駅。

この前に来た時は花月園前駅だったのにガーン

 

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花月総持寺から京急に乗って隣の生麦駅へ電車

 

 

駅前広場のない・・・ゴチャゴチャした場所だなぁ汗

 

 

ふみきり歯科という身も蓋もない名前の歯医者さんグッド!

 

 

一方通行だけど車両も通れる踏切。

ここを車で通るのは怖いえっ

 

 

一旦閉まると延々と開かないので、遮断機無視して横断する方々も多し。

慣れてるんでしょうけどねガーン

転んだら一大事だしなかなかリスキーです。

 

 

山側見ると海岸段丘あり。

縄文海進の時期はここが海岸線だったんだろうな。

上は下末吉面でしたっけ!?

地質学の本でお馴染みの下末吉もこの近くだったような。

 

 

んで、この場所が国鉄鶴見事故供養塔のある場所。

知らなければ絶対に見つけられない。

 

 

この黒い扉の向こうですが、普通の民家の間だもんな目

知らなければ部外者がこの扉を開けて中には入れない・・・

 

 

合掌(-人-)

現在でもJR東日本(国鉄)の関係者が訪れるようですね。

 

 

直ぐ後ろはJRの車両がガンガン走り回りますが、

この場所が列車脱線多重衝突事故で161名の死者が生じた現場とはねぇ

 

 

ここは滝坂という場所ですが。

 

 

滝坂踏切。

ここも車で横断するには勇気が要る場所。

 

 

この高架橋の向こう側が鶴見事故の現場。

国鉄の貨物列車の二軸貨車(ワム)が競合脱線で脱輪横転し、

そこに上下同時に横須賀線の電車が突っ込み車両は粉砕。

多数の犠牲者が出てしまったと・・・

 

そもそも二軸貨車は高速走行には不向きのようですが、

電気機関車の多用でSL時代では考えられなかったような高速での運転が日常化され、

いずれは起る必然的な事故でもあったと思われます。

 

現在の貨車はボギー車が全てだし、二軸貨車なんて「機関車トーマス」の中でしか見かけないもんな。