東宝劇場で宝塚歌劇花組公演『CASANOVA』を観る・・・の巻4/13 | 乾パンのブログ

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今日は東京有楽町にある東京宝塚劇場まで、宝塚歌劇花組公演『CASANOVA』を観に行きました演劇

11時公演。

 

 

宝塚友の会優先公演ですね。

『CASANOVA』は大劇場公演観劇はすっ飛ばしたので、この観劇がMY初日兼MY楽となります。

 

東宝公演楽は28日に迫って今更ですが・・・花組トップ娘役仙名彩世さんのサヨナラ公演ショック!

最後にもう1回、ゆきちゃんの演技を観ておきたかったからですね。

 

ホントに現在の宝塚歌劇では花組と雪組は特にチケット難ってな感じ。

雪組公演は是が非でもチケット確保を目指しますが、

花組さんはどうしても後回しになってしまったからなぁ・・・

 

 

生田先生の1本物本公演オリジナルミュージカル。

凄いねぇべーっだ!

劇団も思い切った抜擢と言っていいかも!?

 

観終えた第一感は・・・

明るく楽しく軽いミュージカル・・・ですね

 

肩肘張って、役者の演技や演出の意図をアーダコーダいう作品ではないですよね。

宝塚初心者にも分かりやすいポップな仕上がりの1本物。

だったらショーも付けて2本立てにしても良かったような・・・な~んて思ったりもします。

 

観ながら様々な過去のミュージカル作品を思い出しました。

『1789』等のフレンチ・ミュージカルッぽいし、『ロミオとジュリエット』や『スカーレット・ピンパーネル』を

思い出す場面もあります。

分かりやすい演出なんですよねぇ・・・生田先生ラブラブ

 

小池先生のミュージカルとはセンスが違うようです。

よりポップで分かりやすい作品で、ラップ調で歌う場面もありましたからね。

曲調が独特で面白かったです。

 

 

女性にモテてモテて困ってしまう放蕩男が、堅気の女性と出会って真の愛に目覚める・・・

ってのは宝塚では定番ですね。

 

主人公は17世紀に実在した世紀の色男カサノバ(明日海りお)

魔術で女性を拐かしたという無実の罪で投獄されたりしますが、

ヴェネツィア総督の姪(養女ですかねはてなマーク)と出会うことで、様々なトラブルを経ながら

運命が変る恋になると。

 

劇中に「ドン・ファン」のエピソードがありましたが、雪組でだいもんが主演した『ドン・ジョアン』と

対になった兄弟作のように私は思いました。

 

但し、『ドン・ジョアン』は宝塚では禁じ手的なアンモラルな表現もチャレンジしていましたが、

この『CASANOVA』はひたすら優しくてハッピーな出来。

これは別箱公演と本公演の違いかもしれませんがね。

 

 

主人公カサノヴァは明日海りお

圧倒的な存在感と安定感ですね。

退団発表してトップスターとしての円熟期を迎えた感じ。

昔によく見かけたセリフをとちったり、口籠もるような不安定さは皆無ですな。

自由自在に楽しげに演じているように見えて、こちらも嬉しくなります。

明らかに主人公ですが、一歩引いてゆきちゃんの演技を立たせているようにも感じます。

演技の押し引きが絶妙に感じます。

 

ヒロインベアトリーチェは仙名彩世

活発で自己主張の強い女の子を自由自在に演じている様に思います。

辛抱役では無くて発散型ヒロインでやってて楽しいンじゃないかなぁラブラブ!

歌もファルセットは抜群に上手く感じます。

ゆきちゃんはトップ娘役にならなければこのような役は回ってこないわけで、

ホントに最後がこの役で良かったですグッド!

様々なドレスを見事に着こなしていました。

 

国事犯審判官コンデュルメルは柚香光

憎めないコミカルな敵役。

大真面目にやればやるほど可笑しく思える演出。

柚カレーをブレイクさせようとする生田先生のあて書きなんでしょうねぇ

大きな役で、次期花組トップスターは彼女で決まりでしょうチョキ

但し、やっぱり若々しい青年に見えて鳳月が奥さんだと違和感あり。

 

富豪商人コンスタンティーノは瀬戸かずや

1幕では面白みの無い辛抱役だなぁ・・・と思ったけど、2幕では自分の場面はかっちり抑えていました。

芸達者な人ですね。

んなバカな・・・の展開には笑っちゃいました。

 

 

コンデュルメル夫人は鳳月杏

月組に異動になるちなつが女役なんて・・・と思っていましたが、想像以上に似合っていてぶっ飛んだ叫び

女役でも違和感なし!!

歌も抜群に上手いですよねぇクラッカー

ちなつちゃんがこれほど芸達者な人だったとは・・・改めて驚きました。

黒魔術に熱中する貴婦人ですが、結構美人ですよねぇ恋の矢

 

バルビ神父は水美舞斗

常にみりおと一緒に出てくる役柄で、ホント~~~に美味しい役です。

ゲスだけど純心にひひ

カサノヴァを分かりやすく「解説」してくれる役。

マイティも乗り乗ってる男役さんです。

 

ゾルチ夫人は花野じゅりあ

じゅりあ姐はこれで退団だからでしょうけど、目立つ美味しい役です。

 

ダニエラは桜咲彩花

つねにゆきちゃんと対で登場する侍女。

べーちゃんも退団だからなのでしょうけど、この役も美味しい役です。

 

その他・・・

ミケーレ伯爵は専科特出夏美よう

いわゆる水戸黄門

やっぱり存在感あります。

 

令嬢役は華優希

次期花組トップ娘役就任発表済みなのでしょうけど優遇されていますねえっ

如何にもな若手娘役っぽい役です。

 

男装の麗人は城妃美伶

滑舌が良くてセリフは少なくても印象に残りました。

 

コンデュルメル夫人のお取巻き娘役六人衆って黒猫なんでしょうかにゃー

途中で!?となりました。

人間には猫に見えるのかはてなマーク

 

羽立光来も短い登場場面ながら印象に残る人ですねぇ

「ドン・ファン」の騎士団長役が印象に残りました。

 

優波慧も何処にいても目立つ男役。

すらッとした格好良さとコミカルさも出せる男役さんです。

 

個人的には、「疲れた人妻」風味を醸し出し始めた春妃うららちゃんが好きだなぁドキドキ

お姉ちゃんは退団しちゃったけどもうちょっと頑張って欲しいなぁ

 

舞空瞳ちゃんはまだ「その他大勢」的立場でしたな。

星組に異動してどうなりますでしょうか音譜

 

 

ラストの怒濤の展開には口あんぐり叫び

結局誰も死なずに大団円を迎えます。

んで、ハッピーなカップルを生み出して、結局誰も死なずに大団円を迎えます。

 

ホントにハッピーミュージカルですねぇ

これもまた宝塚なんでしょうねぇ

 

フィナーレみりゆきのデュエットダンスがこれまた美しくてねぇラブラブ

みりおがゆきちゃんを後ろから支えている感があってねぇ

トップ娘役を送り出すトップスターの図を見事に演じていました。

 

ゆきちゃんも娘役冥利に尽きる感じだろうなぁニコニコ

みりおも懐の深い男役になったもんよ。

 

次の華ちゃんに対しては・・・どうなりますでしょうかチョキ

てっきり相手役無しで退団だと思っていましたから・・・この答えはどうなるかはてなマーク

 

もう東宝公演も千秋楽近いからでしょうけど、

息の合った良い仕上がりのミュージカルだと私は感じました。

もうちょっとだから、みんな最後まで頑張れべーっだ!

 

P.S.

 

劇場で柚カレー主演の別箱公演『花より男子』のチラシを貰ってきましたが・・・

 

 

何じゃこりゃ叫び

私は原作漫画を全く知らないのですが、ビジュアル的にコレで正解なんでしょうかあせる

 

ヒロインはしろきみちゃんか・・・

劇団が考える彼女の扱いがどうにも分からない汗