夕べはBS放送で「シャレード」をやってたので久しぶりに拝見
1963年(昭和38年)の方の「シャレード」ね。
民放の2時間枠番組だったのでカットしまくりでしたが・・・
やっぱりお洒落な映画だよなぁと楽しむことができました
ジェームズ・コバーンが殺されて、ケーリー・グラントを犯人だと思い込んだ
オードリー・ヘップバーンがパレ・ロワイヤルに行く、ラスト近くのサスペンスシーンね
音楽も盛り上げるんだよなぁ
パリの地下鉄をメトロと称するのはMETROPOLITAINの略なんですね・・・って、当たり前か。
英語の縦書きもありなんだ・・・
この映画、ホントにパリでロケしまくりのようです
当時のメトロの駅の構造が分って興味深いです。
切符券売所がこれじゃ、朝のラッシュ時はどのように対応していたのだろうか
ヘップバーンを追って同じ電車に乗り込んだグラントが同じ車両に入れずに右往左往しますが・・・
これはヘップバーンが乗った車両が一等車だったためなんですね。
だから車掌さんがいるんだ・・・
座席が革張りで高級っぽい
普通車は板張りの座席のようです
地下鉄で一等車とは奇異に感じますが、
関東近郊でも通勤車両でグリーン車を連結してますから似たようなもんか。
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パレ・ロワイヤルですが・・・夜中にロケしたんだろうねぇ
昼間は観光客がいますからね
宝塚歌劇月組公演『1789』でも支柱のセットが印象的なパレ・ロワイヤルでしたが、
実際も回廊があって支柱が沢山あったんだ。
フランス革命時はオルレアン公フィリップの所有で、
警察権力が及ばないため、革命家や売春婦がたむろしていたとか・・・
デムーランが「シュトワイヤン、銃を取れ」とアジった場所。
こんな歴史的建造物が現存しているってのが凄いなぁ
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で、ヘップバーンが逃げ込んだのは・・・
コメディ・フランセーズの本拠地だったパレ・ロワイヤル劇場。
シャンデリヤがあって豪華な装飾もあったんですねぇ
どうやら2階の方が座席が広くて立派だし、偉い人が座る席だったと察します。
今とは逆か
ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』でマルグリット・サンジェストが公演中に
「パーシー・ブレイクニーと結婚する」と言い出して、劇場閉鎖喰らった場所ですね
本性を現したウォルター・マッソーが拳銃片手にヘップバーンを追い回します。
「頑張れ、ベアーズ」では少年野球の監督で良い人だったのになぁ
舞台上のの中に逃げ込むヘップバーン。
後を追うグラントは舞台下の奈落に迷い込みますが・・・
舞台の真下にこんな広大な空間があったなんて、ちょっと信じがたいなぁ
んで、ヘップバーンの隠れ場所が見つかってしまいます
これって役者が舞台に真ん中からセリ上がる場所なのかな
客席からの目線的には邪魔っぽいのですが・・・
「ゲーム・イズ・オーバー、ミセス・ランバート」
マッソー、格好良いぞ
当時の舞台は木製の床だったんですね。
妙な格子状の鉄枠がありますが・・・
なんと下から見ると・・・舞台に落とし穴が沢山ある構造になっているンですねぇ
恐ろしい
グラントがハンドルを操作して・・・
アッ~~
マッソーさん、即死
もし公演中にトンチキ野郎が落とし穴レバーを操作したら・・・
無論、フェイルセーフ構造にはなっているんだろうけどね。
舞台のセリからの転落事故って、よくあります。
舞台ってさ・・・表側からは決して見えないけど、裏側では危険一杯な世界なんでしょうねぇ
恐ろしいです
この映画の脚本を書いた人は舞台にも精通していて、このような演出を考えたんだと察します。
命拾いしたヘップバーンさん
撮影当時、33歳だったそうで・・・当に女盛りって感じです。
タクシーの中でヘップバーンの足の裏を揉むグラントさん
オードリー・ヘップバーンってそもそもはバレエ出身の方ですよねぇ
股関節柔らかくないと、この姿勢でこの位置に足の裏を持ってこれないと思いますからね