本日、宝塚歌劇公式サイトで発表された
雪組 宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演『ひかり降る路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』
一部の配役決定
ですが・・・
マクシミリアン・ロベスピエール 望海風斗
マリー=アンヌ 真彩希帆
ジョルジュ・ジャック・ダントン 彩風咲奈
※その他の配役は、決定次第ご案内いたします。
ふ~ん・・・
「マリー=アンヌ」さんですが、マリーとアンヌの間の「=」はどういう意味なんだろう
確か・・・ロベスさんは生涯独身だったハズですが・・・ハテサテ┐(´∀`)┌
2番手がダントンと言うことは・・・少なくてもハッピーエンドではなさそうですな
アンジェイ・ワイダ監督の映画『ダントン』をどうしても思い出してしまいます・・・
それにしてもだ・・・劇団は彩風を本気で正規の雪組2番手男役(=次期トップスター候補)に
据えるつもりなんだな。
大丈夫かオイ
と・・・どうしても言いたくなりますがね。
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演劇(宝塚歌劇)を観ていると時として、印象に深く残る脇役さんが現れるもんっですが・・・
最近観た演目で、んっと注目したのが、雪組全ツ『琥珀色の雨にぬれて』のミッシェル役真那春人。
主人公クロードの友人で仕事のパートナー、フランソワーズの兄という、結構なキーパーソン。
ラストのクロードを詰問する場面
「フランソワーズを泣かせたんだってねぇ・・・浮気旅行で」の箇所。
まなはるの印象があさこさんやみわっちが演じたミッシェルと著しく違うので
録画したDVDと見比べたら、セリフが違っているのに気が付きました
今回の全国ツァーでは別れの場面でクロードに対して、
『でも正直、ちょっとガッカリした云々』と捨て台詞に近いセリフが付け加えられている
これだけで印象が大きく異なります。
私的にはミッシェルは不義理を犯したクロードに対して、
怒りと言うよりも呆れているようにも思いましたね。
あまりにも幼くて子供なクロードに対して、ミッシェルは大人なんだよなぁ
その違いが鮮明に表現されていたように私は感じました(私感です)
友人に侮蔑される主人公なんて、宝塚歌劇とすれば前代未聞とも言えますが、
そこがこの『琥珀色の雨にぬれて』の主人公ならでなのかもしれません。
宝塚歌劇の反主流を歩む演出家正塚先生の真骨頂だ・・・と、私は解釈いたしました(・ω・)b
ンでもって、宙組『神々の土地』のニコライ二世を演ずる松風輝。
あまりにも「良い人」振りに・・・私は泣けてきました
あの子犬のような無垢で純真なマナコで見つめられたら、何も言えなくなりますよ。
本当に皇后を、子供達を、ドミトリーを、農民達を、ロシアの大地を愛していたんだろうなぁ
でもね。。。組織のリーダーには「物わかりの悪さ」が絶対に必要です。
ロマノフ王朝の危機的状況であのような「良い人」は無能な人よりも最悪な皇帝であったと思う。
そのような皇帝を演じきっているまっぷーに乾杯ですよ
「本当にオリガを愛しているのか」とドミトリーに迫る場面。
ニコライ二世が良い人故に残酷な詰問なんだよなぁ
でも・・・私はあそこでドミトリーが「実際に愛しているのはイリナ」と本心を述べても
ドミトリーとイリナの仲を許したと思うンだけどねぇ・・・まっぷーの演技を観ていたらサ。
ゾバール等のよって投ぜられた爆弾によって傷ついたイリナの登場で有耶無耶になってしまいますが、
その場面はこの芝居のターニングポイントだと私は感じました。
少々ベタな展開ではありますが、上田久美子先生の巧みさでもありますな