豊間トンネルを通る・・・の巻 | 乾パンのブログ

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いわき市の海岸沿いに豊間って場所がありますが、たまたま県道を走行していて見つけた遺跡。

「中田横穴」と称する6世紀末の横穴墓群だそう。

何だろうはてなマークと思って、車から降りて少し散策してみました。

 

 

入口をシャッターで閉めて厳重な管理ですなあせる

 

 

何でも昭和44年(1969年)になって道路工事中に偶然発見されたそう・・・

穴内には赤い着色による文様が綺麗に残されていたようです。

 

盗掘されずに忘れ去られ、横穴が密閉されたままだったため着色が劣化せずに残っていたんでしょうねぇ

この手の遺跡で問題なのは(高松塚でも同様ですが)、密室だった空間が開封され外気に触れると、

綺麗だった色彩があっという間に色褪せてしまうこと。

 

 

外気に触れないような厳重な管理が必要となってしまいます・・・

なんでも東日本大震災で施設が破損し、年に1回半日だけ内部を公開するそうで。

勿体無いなあせる

 

 

 

この中田横穴の道路を挟んでトイメンにある石碑。

 

 

供養塔

人々の霊よ

安らかに眠れ

 

この地で特段の災害とか事故があったわけではなく、この供養塔とはちょっとしたイワクがあるようです。

中田横穴が発見されて以来、この地で怪奇現象が起こると噂が立ち、それを見ようと人々でごった返したと。

(心霊研究家中岡俊哉先生とか放送作家新倉イワオ氏とかねぇ・・・昭和後期は怪奇現象ブームだったラブラブ!

 

で、それを見ようと車で訪れたとある人がこの地で実際に不思議な現象を体験して・・・

供養塔を建てるから成仏してくれショック!」と叫ぶと、その現象が収まったとのこと。

その人は後日、実際にこのようなに養塔を建立した・・・という経緯みたいですね。

 

都市伝説が具現化した稀有な例でしょうかはてなマーク

 

 

供養の下側に碑文がありますが・・・

 

祈 交通安全

人生は究めれば自分の心とのた々かいだと思います

幻影に怖える〔ママ〕者は自分の心に影があるから松の木も又亡霊に見えるもの 

霧も又亡霊に見えるもの

自らを省みて正しくば霊魂も又見方するもの

心すべきは目に見えぬ幻影に怖える〔ママ〕よりも生きた人々の

不信、疑惑、無知、貪欲、嫉妬、憎悪、病気、貧乏、焦燥、恐怖、迷信、謀略、慢心、小心、怒り、等々

この方が餘程〔ママ〕怖いと思います

幻影に怖える〔ママ〕勿れ

心の影に怖え〔ママ〕交通事故等起こさぬよう

古よりの人々の霊に冥福を祈り心から供養いたします

建立者撰文

 

失礼ながら少々クドイ文章です。

その思いは十二分に伝わってきますが、思い込みが激しい方だったんじゃないかなぁと邪推してしまいます宝石赤

 

 

中田横穴から少し南側にある豊間トンネル。

ここも怪奇現象が起こるとして昭和の時代には新聞沙汰になるなど、いろいろあったようです。

 

 

百数十mの短いごく普通のトンネル。

昼間はどってことないけど、夜だったら怖いだろうなぁ

 

 

例の「恐怖の現場」で稲川淳二さんとニノさん(二宮歩美)に来て欲しいんだけどなぁべーっだ!

でも・・・交通量が多いうえに皆さん飛ばすので、トンネル内部を歩くのは(そういう意味で)怖くて危険だガーン

 

 

近くにある豊間海岸。

堤防が再建工事中で海岸には近づけません汗

 

東日本大震災の時はこの海岸に津波が押し寄せ、破壊された住宅で瓦礫の山だったようです。

今は整地され何もない空き地となっていますが・・・

将来どうするのかなはてなマーク