宝塚大劇場で月組公演『グランド・ホテル』を観る1/7 | 乾パンのブログ

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今日は阪堺電車に乗った後、兵庫県宝塚市にある宝塚大劇場まで宝塚歌劇月組公演

『グランド・ホテル/カルーセル輪舞曲』を観に行きました。

15時公演

 

 

月組新トップスター珠城りょうの大劇場お披露目公演でありますドキドキ

 

『グランド・ホテル』の今日は・・・

フラムシェン 早乙女わかば

エリック 朝美絢

ラファエラ 暁千星

のAパターン。

これが基本形なんでしょうかねはてなマーク

 

 

『グランド・ホテル』のオリジナル演出はトミー・チェーン氏

宝塚版の演出は岡田先生と生田先生。

今回は実質的には生田先生の役割が大きいんでしょうかね・・・

 

見終わった第一感は・・・よくぞこの宝塚らしくないミュージカルを宝塚でやったなぁ・・・です。

初演は1993年ですから、24年も前ですかビックリマークビックリマーク

当時トップスターだった涼風真世さんがクリンゲラインを演じていたんですよねぇ

よく割り振って演じさせたモンだね、岡田先生よあせる

トップ娘役だった麻乃佳世さんがフラムシェンだったのは納得ですが・・・

 

それにしても、いくら「名作」だったとしても、この「宝塚らしくない」ミュージカルを

トップスターの大劇お披露目に持ってくるかむかっ

 

 

原作は「グランドホテル様式」という言葉を生んだ有名な映画。

一種の群衆劇とも言える作品であり、その雰囲気はよく出ていたと感じます。

(だからこそ宝塚らしくない・・・とも言えるわけで)

 

舞台は1928年(昭和4年)のベルリンにあったグランドホテル。

大恐慌は1929年ですから、まさにその前夜。

爛熟たる好景気の当時の雰囲気も表現されていました。

ヒトラー率いるナチス(NSDAP)がドイツの政権を奪取するのが1933年ですから、

もう5年しか時間が残されていないというのも興味深い。

 

様々な人物がホテルを訪れ、そして去って行く。

そして一癖も二癖もあるホテルの従業員達。

その一瞬の出来事を切り出して映画にしたわけで、よくぞ考えたなぁ・・・です。

 

主人公は珠城りょう演ずる男爵。

映画だと中年男性でしたが、29歳と29ヶ月と言っていましたから、以外と若い設定ですね。

 

ちゃぴ(愛希れいか)のグルージンスカヤが39歳と39ヶ月と言っていましたから・・・

見た目の釣り合いはとれてますな。

やっぱり珠城が初々しいのに対して、ちゃぴはベテランで手慣れた感が強いですからねぇべーっだ!

 

クリンゲラインが今回月組2番手男役に昇格した美弥るりか

今にも死にそうな雰囲気なんですが、初演でもこんな感じだったのだろうか叫び

 

フラムシェンは早乙女わかば

元気そうでナリヨリです。

色っぽいシーンあり・・・親と一緒に観劇したら気まずいシーンべーっだ!

 

若いホテルのボーイのエリックはあーさ。

良い役です。

彼がこの物語の「救い」でもあります。

 

ラファエラはアリ。

徹底して無表情なのですが、初演でもそうだったのかなはてなマーク

意外と歌えて、滑舌も良いので驚きました。

 

運転手は宇月颯

極めて印象的な演技で目立ってました。

たばこ咥えての演技でしたが、なかなか難しいのかな?

ルガーP08のトグルアクションを操作する場面がありましたが、あれはモデルガンなんだろうな。

 

プライジングは専科華形ひかる

徹底的な悪人ではなく、市井の小市民ってな感じの憎めない人物。

演出的にこれで正解なのだろうかはてなマーク

フラムシェンとのアノ場面も、必ずしも「悪い人」には見えないんだよなぁ

 

 

多くの生徒さんが台詞のないモブ扱いでしたが、舞台に出突っ張りというのがユニークですね。

イスを使った演出も、こんなやり方があるんだ・・・と驚きました。

 

舞台を目一杯つかった演出で、ライブビューには不向きですなガーン

と言いますか、タケノコ席だと見切れるので、真ん中に座らないと全体が見えない。

あっちこちでいろんなことやってるので、一度観ただけではとてもじゃないが把握できないな。

 

 

ショーの『カルーセル輪舞曲』は稲葉先生の作品。

最近、稲葉先生忙しいなドンッDASH!

 

カルーセルとはメリーゴーランドのことなんですねぇ

私的にはどうしてもカルーセル麻紀さんのお顔を思い出してしまうんでねえっ

 

みつるが水先案内人(=岸田先生ってことなんだろうね)で、パリから日本へと

世界各地を巡って演出のヒントを得る・・・ってなコンセプトなのかな汗

まぁこのショーはコンセプトがないというのがコンセプトなんだろうけどかお

 

NHKBSで見ましたが・・・やっぱり実際に劇場で観ると印象が大きく違いました。

やっぱり面白いや。

これが観劇マジックというやつですね。

 

思い出したことを箇条書き

 

やっぱりちゃぴのたこ足ダルマが良いねぇ

スタイル抜群だしこういうダンスが本領発揮ですね。

トップ娘役が組子を従えて格好良く踊るって、ありそうでなかなかないのですが、

月組ではこのような場面はデフォルトです(まりもちゃん時代からね)

 

個人的にはメキシコのテキーラの場面が好きラブラブ

ブラジルのサンバの場面は上級生娘役が太もも露わな衣装で踊るので、目の保養で好きラブラブ

 

フィナーレの黒塩ビ男役群舞も好きラブラブ

羽山先生テイストだなと思ったら若央りさ先生が振付なんですね。

そう言えば、若央先生は初演の『グランド・ホテル』に出演されていたのかな?

 

みやるりが2番手羽根を背負って、堂々たる月組2番手男役昇格です。

かちゃと共に、W2番手(実質3番手)→W3番手(実質4番手)を経ての

実力でもって2番手を「奪取」したのだから大したモンだと思う。

みやるりファンにとっては感慨深いだろうなぁ

 

月組は憧花ゆりの組長以下、夏月都、白雪さち花等、スゴ強上級生娘役層が厚い。

若い娘役さんは大変だ・・・

 

路線娘役陣では相変わらず、早乙女わかば・海乃美月W娘役2番手状態が続いていますが、

このショーでは、わかば>海、と比較的ハッキリと格差があったように感じました。

 

エトワールの娘役さん、スゲぇ上手い音譜

最近さぁ・・・本公演では花乃ちゃんやれいこのエトワール聞かされてたからなぁ

言っちゃなんだけど、やっぱりエトワールは歌の上手い人にさせなきゃダメよ汗

今回のエトワールを聞いて、ハッキリと再確認しました。

 

男役路線陣は、トップスター珠城以下、2番手みやるり、3番手あーさ、4番手あり、5番手トシ、

ですかね!?

あーさが雪組に異動して、替わりにれいこが男役3番手ってことななるんだろうなぁ

 

とにかく

「まわ~る、まわ~る、カルゥ~~セル」という歌詞が頭をグルグルと回ります得意げ

主題歌が分かりやすく口ずさめるって良い事ですよグッド!

 

あとねぇ・・・

珠城ちゃぴデュエットダンスの場面ですが、ちゃぴって1人で踊る人ですね。

それはそれでカッコイイのですが、一生懸命に珠城がちゃぴに合わせようとしている感じ。

ちゃぴも珠城相手だと容赦ないなえっ

でもそれで珠城が喰われたら、トップスターとして力量不足って事になるし、頑張るしかないんだよなぁ

 

まだまだ述べたいことがあるけど、取りあえず感想終わり。

 

 

今回のカクテル

 

 

幕間では買い求める行列が劇場の中央階段下まで伸びてました。

このカップに公演名を入れるというちょっとしたアイディアがヒットの大きな要因ですよ。

 

 

P.S.

阪急宝塚駅構内に張ってあった初詣ポスター

 

 

舞空瞳さんという娘役さんのようですね。

何だかどっかで見たようなお名前とお顔だにひひ

 

初詣ポスターってトップ(男役・娘役)の登竜門になるんだっけはてなマーク

忘れちゃったよ。