甲子園のラガーさん・・・の巻 | 乾パンのブログ

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今の時期、甲子園球場では夏の全国高校野球選手権大会が行われておりますねぇ野球

NHKでTVを見ていると、バックネット裏のいつも同じ位置に目立つ観客がいます。




最前列に黄色い蛍光色の帽子に横縞シャツの方がいらっしゃるのがおわかりでしょうかはてなマーク

この人が甲子園の名物おじさんである「ラガーさん」。

(本名で著書もありますから書きますが)善養寺隆一さんという方です。

いつも横縞のラグビーシャツを着ているから、愛称が「ラガー」になったようです。


ここ10年以上、春の選抜、夏の選手権の全ての試合で、この席(A73)に座っています。

よって、一度覚えてしまうと、イヤでも視線に入ってしまう厄介な存在とも言えますが。


ところが、先週の水曜日、朝からTVで高校野球を見ていると・・・




ラガーさんが2人いるぞ叫び

結構驚きましたビックリマーク


下手側が本家のラガーさん、上手側にいるラグビーシャツの男性は・・・「偽ラガー」という方。

(これはあだ名ではなくて、御本人さんが「偽ラガー」と称しています)


2人並んで観戦なんて、これも一つのネタ話だよなぁと思いつつ眺めていましたが、

その陰では、とんでもない問題が巻き起こっていたようです。


以下、参照サイトダウン


ラガーさんと8号門クラブの問題点のまとめサイト


ラガーVS偽ラガーのまとめサイト


高校野球使用時の甲子園球場は基本的に全て自由席。

しかしバックネット裏の「特等席」は「8号門クラブ」と称する任意団体が牛耳っていて、

席割りは全てその団体で割り振っていた。


いくら行列の前の方に並んでいても、8号門クラブによる数十人規模の組織的割り込みが行われていて、

一見さんがTVに映るようなバックネット裏に近づくのは不可能であったようです。


それでもバックネット裏に近づこうものなら、恫喝による強制的排除が公然と行われていたと・・・

普通の個人的な高校野球ファンならそこで諦めてしまうところですが、ここに1人の勇者が現れたと。



この偽ラガー氏も相当に個性的といいますか問題のある人物のようですが、

このような変わりモンじゃないと、このような突飛な行動はできないことも確かですね。


ラガーさんもそうですが8号門クラブと称する団体もかなり問題あります。

後から来る仲間のために席を確保する」という行為はいけないことですが、まぁよく見掛けることでもあります。

でもそれは客席が空いている場合は許容できますが、特等席でそれをやったらイカンわな。

少数の見張りを配置して、後からの組織的な割り込み(横入れ)行為は言語道断パンチ!



恐らくバックネット裏の良い席に座ろうと昔ッから行列の割り込みが行われていたと思います。

それを防止するためには常連さんによる相互扶助組織が不可欠だったのでしょう(数の力で何とかする)


当初は「愛好家団体」でも組織が大きくなり既得権益が確保できるようになると、

今度は閉鎖的・排他的・狭量的になって組織内にヒエラルヒーが生じるようになる。

(少ない「特等席」を多数の会員に割り振る「顔役」が必要になるし、一部の幹部(ラガーさんとか)は常に「特等席」に座れる・・・)



これはこのような「愛好家団体」にとって全てに生じる事象だと感じます。

もちろん程度の差はありますが・・・


宝塚歌劇のファンクラブやサッカーのサポーター等も同様。

組織が小さいうちは和気藹々でオープンなのですが、ある程度大きくなってくると必ず軋轢が起こってくる。

しかし応援する対象(贔屓)があると、その対象に迷惑を掛けられないという自制作用が働くもんです。


だがチームを応援するのではなくて、高校野球自体を観戦する愛好家団体だと、

自分たちさえ良ければ良いんだという「島国根性」理論が働いて、外に対する自制が利かないんでしょうね。


仲間内で協調してバックネット裏を確保しているわけですから、

偽ラガー氏の行為はまさに外から突然に土足で自分達の「領土」に入り込んできた「敵」なんでしょう。


野球観戦という生産性のない趣味行為に、このような騒動は不毛以外の何ものでもないのですが

損得勘定が通用しないからこそ、揉めてしまう事柄でもあります。

(ラガーさんがあの席にこだわるのは、まさに損得ではないでしょうから・・・)


こんなバカバカしいことに熱中してしまう、大の大人がたくさんいるってのがなかなか面白いとこですが、

8号門クラブの皆さんも騒ぎになればなるほど自分たちの不利益になる・・・が認識出来ない

Stupidな方々ではないことを期待したいですべーっだ!


球場側としても、TVに映る場所に変なヤツが入り込んで変なパフォーマンスもどきをされるより、

いつもの常連さんに大人しく座って貰った方が平和裏だ・・・の理屈だったのかもしれませんが、

これだけ騒ぎが大きくなったら何らかの「対処」を行う可能性は大だと思いますよ。


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ラガーさんは東京でも、高校野球や大学野球の観戦で、時々お見受け致します。

今年の夏の高校野球東東京地区予選の準決勝、帝京VS関東一の神宮球場。

何処にラガーさんがいらっしゃるか、分かりますかはてなマーク



写真を拡大するとバックネット裏中央1列目に赤白横縞ジャージのシャツを着た人物がラガーさんですね。

派手な格好ですから直ぐに分かります。

ウォーリーを探せビックリマークそのまんまですがにひひ


多くの方々が挨拶に伺う人気者のようです。

仲間と連んでいる様子はないし、御本人が早起きして並んでこの席をGetしたのでしょう。

まぁ神宮球場で好んでバックネット裏1列目を狙う輩は少ないですから、ライバルは・・・少ないですねビックリマーク


東京で見かけるラガーさんは、「野球好きなおっちゃん」そのものです。

私は球場で時々拝見するラガーさんに好意を寄せていたんだけどねぇ汗


野球好きな方でしたら、野球を観るのが目的であり、観やすい席を確保するのはその手段です。

ラガーさんは、目的と手段を取り違えているのではないか!?と考えます。

甲子園で高校野球を観るんでも、別に席にこだわる必要はないのだから・・・



と、考えつつ・・・

10年前(平成18年)の夏の甲子園大会を録画したDVDがなぜか残っていたので、

改めて眺めてみました。






ちょうど、鹿児島工業が旋風を巻き起こした年ですねチョキ


改修以前の甲子園球場ですが、バックネット裏を写すTVカメラの角度が

現在とはちょっとずれているの分かりました。


バックネット裏TVカメラ下手側に黄色いTシャツを着た紳士が目立ちますが、

その左下側に居るのがラガーさんですか音譜

体躯を左側に傾けるのが、いつもの格好だったようです。


通路際2段目の黒シャツ紳士は今でも見かけることが出来ます。

黒シャツ紳士は現在でも同じ位置で見受けられるのに対して、

ラガー氏は、バックスクリーン横カメラの角度の変化に従ってTVに写る位置に移動したのが分かりました。


ラガー氏って、高校野球好きというよりもTVに写って目立ちたいだけの香具師ではないか!?とも邪推します。