昨日は京急電鉄上大岡駅上にある京急百貨店上大岡店まで、第17回京急将棋まつりに行きました
ここのところ、京急将棋まつりは毎年通っています。
まず・・・横浜駅で京急に乗り換えようとしたら、
神奈川新町駅での信号トラブルで全線不通になっているのにビックリΣ( ̄□ ̄)!
暫くして横浜以南は回復したから助かったけど、京急蒲田から乗ってたらヤバかった。
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なお、回復した1番電車に乗ったら、同じ車両に上村亘四段が乗っていてでした。
この時期にスーツ着用はかえって目立つ目立つ
昨日の総合司会は井道千尋女流初段。
あまり見たことない女流棋士・・・
普通の清楚なお嬢さんといった風情でした。
女流棋士の中にはプロ顔負けの司会が上手い方(例えば、北尾女流・高橋和女流・鈴木環那女流等々)が
いらっしゃいますが、井道女流の司会も初々しくて好感が持てました。
・その1 席上対局 戸辺誠六段×上野裕和五段
この両者は神奈川県在住だそうです。
だから動員されたんでしょうか。
上野五段は京急将棋まつりに行くと、お客さんに混じってウロウロしてるお姿を拝見できます
解説は森下卓九段、聞き手は中村真梨花女流三段。
森下九段の軽妙な解説は分かりやすくてさすがです
印象に残ったのは「師匠に勝つのが恩返しと言うのはおかしい。師匠を超えるのが恩返し。」とのご発言。
なるほどです。
それから某先輩棋士が「千日手は罰金にせよ」と言ったというエピソードね。
やっぱり千日手って若手の方が有利になるのかな
それからいつもの
「ほー、これは強気ですね」
「へー、これは凄いですね」
「はー、こう指すもんですか」
といった森下節が炸裂してました。
一方の中村女流は見た目以上にお茶目な人のようです。
印象に残った話としては、そもそも京急将棋まつりは中村女流の師匠に当たる佐伯昌優九段が
運営に関わっていたそうで、その関係で毎年出演しているとのこと。
その後、中村女流の兄弟子にあたる中村修九段が佐伯九段に変わって運営に携わるようになったそうです。
要するに京急将棋まつりって佐伯門下が総出で関わっているイベントなんですね。
対局は戸辺六段の中飛車を上野五段が交わしつつ、最後はアッと驚く長い詰み筋を見つけて会心の勝利
感想戦の両者。
和服の胸元がはだけた上野五段がセクシー
一方の戸辺六段は悔しさを隠しきれない表情でした。
・その2 脳内将棋京急駅名編 瀬川晶司五段×上村亘四段
対局前に中村九段が説明しておりましたが・・・
将棋の駒を京急の駅名にした、不思議な脳内将棋でした。
解説は藤井猛九段、聞き手は香川愛生女流王将
藤井九段の軽妙なトークに香川女流の「ツーと言えばカーと言う」返しが最高
この2人は息が合っていて面白いぞ
でも香川女流って一言多いというか、ポロポロ本音を洩らすタイプのお人のようです
印象に残った話として、香川女流の「京急に思い出はありますか」の無茶振りに対して、
藤井九段の「品川から羽田空港に行こうとして京急に乗って、気が付いたら品川にいた」のエピソードね。
「京急蒲田で乗り換えてホームの反対側の電車に乗ったら品川行だった。」とのこと。
タイトル戦の立会人なのに飛行機に乗り遅れて遅刻したそうで、香川女流が「えぇぇ」と驚いていました。
可愛い
対局は序盤から優勢に指し進める瀬川五段に対して、苦悩する上村四段。
指し間違いはなかったものの、そのまま瀬川五段が危なげなく勝利。
瀬川五段はダンディーな紳士ですね
・その3 女流対局 香川女流王将×中村女流三段
香川女流は若いのに(大学4年生)タイトルホルダーですから凄い人です。
なお中村女流と香川女流は師弟関係で言えば叔母姪弟子の間柄ですか。
解説は瀬川五段、聞き手は井道女流初段
井道女流が瀬川五段に一生懸命に話を振っていましたねぇ
でも瀬川五段の手がことごとく当たるのには驚きました。
さすがです。
対局は香川女流の中飛車左穴熊に対して、
少々強引だと思えた中村女流の「マリカ攻め」が見事に決まり押し切りました。
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前回観た
室田女流との席上対局では、関西からのゲスト(室田)に花を持たせた指し回しに感じたのですが、
姪弟子に対しては容赦なかったように感じました
当面のライバルですからね
しかしながら感想戦では・・・香川女流が喋りまくってました。
それぞれの性格の違いが面白いです。
〆の藤井九段×森下九段戦も見たかったのですが、用事があって帰りました。
残念だなぁ
次は日曜日に行けるかどうか。。。です。
P.S.
そう言えば、中村女流が中村修九段と香川女流の師弟関係を「まるで親娘のよう」と表現しておりましたが、
傍目から眺めていると、よく分かる気がします。
2人とも本当に性格がヤンチャですよね。
香川女流を初めて拝見したのは3年前の東急将棋まつり でしたが、ホントに印象が変わりました。