昨夜はNHKBSで放送された「メモリーズ・オブ・宝塚~懐かしき舞台・美しき人~」を録画。
演目は宝塚歌劇花組公演(1975年)「ベルサイユのばら~アンドレとオスカル~」です
出演:榛名由梨・安奈淳・上原まり・松あきら ほか
な・・・なんと38年前の映像
観た第一感は・・・何だよ、ベルばらって面白いジャンです。
私的には植田紳爾先生って、
1.盆の存在を知らない人
2.幕前説明演技場面でしか舞台転換しない人
だとばかり思いこんでいました
でもこの芝居ではプロローグで大掛かりに盆を回して、ベルサイユ宮殿の場面へと転換
それに書き割り幕を使って舞台転換を巧みに行っています。
なんだよ・・・やればできるじゃん
若き日の植田先生は優秀な演出家だったんだろうなぁ・・・
でも何でベルばらって「劣化」しちゃったんだろう
更に感じるのは演出的にセリフ回しが「臭い」というか、「大芝居」的というか、
まるで時代劇のような不自然感。
これがかつての宝塚歌劇だったのか・・・
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脚本的には様々な役に細かくドラマを造り上げ、それを上手い具合につなぎ合わせていて納得。
この前に観た雪組「ベルばら」フェルゼン編は、名場面をかき集めてきた感じで
納得いかなかったから・・・
昔の映像を見ると、大抵映っている人びとは大人びて見えるのですが、この映像もそう。
皆さん、骨太感いっぱい
特に榛名由梨さんの演技の「太さ」に驚かされます。
その中で松あきらさんのスラッっとした立ち姿が印象的で、
あの頃では線が細いと称されていたと察しますが
まぁ今と何が違うかというと・・・先ずはスタイルの違いですねぇ
男役さんも顔が大きくて下半身や太ももがガッチリ・・・
それからメイクの違い。
まぶたに青くアイシャドウを塗るのは、今見ると激しく違和感(><;)
時代の違いを感じます。
その代わり、やっぱり皆さん歌が上手いね。
特にマリー・アントワネット役の上原まりさん。
この女王様の風格が出せるトップ娘役さんは・・・今はいませんな(^▽^;)
それにやっぱり年長役者が頑張っているからこそのこの舞台です。
ジョルジュ将軍やブイエ将軍の渋さがたまらんわ
ポリニャック侯爵夫人の神代錦さんも凄いね。
(この頃、神代さんは理事だったんだ・・・)
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大人っぽいメンツの中で、可憐な演技を見せるロザリー役の有花みゆ紀さん
今見ても「異様」に可愛く見えますから、あの頃は恐ろしく「童顔」に感じられたのではないかな。
格の上原さんと実の有花さんのWヒロイン的役柄でこりゃ良いや
その他では・・・ルルー役の鈴鹿照子さん。
この方は鈴鹿照ですよね
かつては娘役さんだったんですねぇ
この芝居が次の雪組全国ツアー「ベルばら-アンドレとオスカル編-」の基だったら、
なかなか期待できるんじゃないの
咲妃みゆさんがアントワネットちゃん、星乃あんりさんのロザリーが良いな
学年的には逆だけど(^_^)v
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外にも感じることはあるのですが、眠くなったのでお終い
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