昨日 の続き
ショーの「Fantastic Energy!」は中村一徳(中村B)先生の作品。
中村先生はショー専門という印象ですが、直近では雪組さんの「Shining Rhythm!」とか、
個人的には好みな演出家の1人です。
今回のショーは・・・緩急の緩がない、急々としたショーという一感
前日に「ナルシス・ノアールⅡ」を観た身にとっては、あまりに今様でテンポが速いので戸惑いすら感じてしまいました。
とにかく組員総出で踊りまくっている感じで、下級生に至るまでやり甲斐のあるショーではないでしょうか
恐らく個々のジェンヌさんにとっては早替えの連続で、舞台袖は戦場というか修羅場と化していると察しますが
観ていて飽きない、時が経つのを忘れるのですが、反面、テンポが速すぎて、一見では印象に残るシーンがないのです。
気が付いたらロケット→フィナーレに突入してた・・・です
そこは、リピートすればもっともっと面白さを実感できる思いますが。
と言うわけで、各々の場面の覚えられなかったので、ショー自体の印象を列挙しますと・・・
現在の龍真咲率いる月組は若いという印象ですが、男役も娘役もよくぞココまで踊れるなぁと驚きました
専科特出のみっちゃん(北翔海莉)は研いくつでしたっけ
彼女も凄いダンサーだヽ(゚◇゚ )ノ
歌も文句ないし、三拍子揃ったショースターです。
前回の花組オーシャンズ11 を観た時は「くたびれてるなぁ」感があった北翔が今回は元気溌剌
何があったんだ
それからトップ娘役のちゃぴ(愛希れいか)もキレのあるダンスでなかなかです
娘役さんって背中を丸出しにしたドレス姿が多いのですが、
ちゃびは筋肉質で、背筋や三角筋の筋肉(脂肪)の付き方が他の娘役とは違う。
これはるいるい(紫城るい)とかも感じたのですが、やっぱり男役さん(出身の娘役)と娘役さんでは
使う筋肉が違うということですかな
それとまさきは小柄な男役、ちゃぴは大柄な娘役で、背丈的には変わらないのですが、
まさきを見つめるちゃびの視線は、ちゃんと見上げる様に調整していた。
これもまぁ娘役とすれば当然のテクニックではあるのでしょうけど・・・
2番手男役不在の月組ですが、このショーでの2番手陣のヒエラルヒー的序列は、
凪七瑠海>美弥るりか>星条海斗>沙央くらま>珠城りょう
で、比較的厳密に守られていたと思う。
トップ真咲、2番目かちゃ、3番目みやるり、ではあまりに真ん中が華奢過ぎて如何ともし難い
だからこそ、みっちゃんの特出やマギー、コマの活躍が見られるわけですが・・・
今回は(みっちゃんの活躍は別として)まさちゃぴコンビが突出した扱いだったのですが、
このコンビは「正統派」というわけではないし、周りのサポートが不可欠。
まさみり時代の(事実上の)Wトップはやりすぎとしても、男役2番手・3番手、娘役2番手もかっちり定めて、
4~5人の集団運営を取った方が、より有意義な組体勢が築けると感じるんだけどなぁ
現状は娘役序列も無きに等しいし、不安定そのものです。
まさきに過度の負担が掛からなければ良いのですが・・・
如何にも生真面目で気負うタ性格のトップに感じられまして、大丈夫かな?この人┐( ̄ヘ ̄)┌
(だからこそ、現状では相手役のちゃぴの存在が大きいという私の印象なのです)
娘役陣では、憧花ゆりの・萌花ゆりあ・夏月都・妃鳳こころ辺りのメンツが真ん中辺りで目立っていました。
要するに「年功序列」そのもの
すーさん(憧花)は副組長でしたっけ
長身だし、首が長いスタイル良いし、何処に居ても目立ちます
男役陣それぞれに「見せ場」が必要なため、割りを喰ってしまった感の路線娘役ですが、
今回のショーの娘役2番手格は(あえて言うとするならば)みくちゃん(花陽みら)かな?
パレード降りしてましたし。
ただ、私の期待は咲妃みゆでして・・・(批判は覚悟)
ロケットでも1人だけ羽根に雉羽根付きでしたが、最近はこういうロケットでの「特別扱い」は稀かな
よく把握できぬままに進んだショーですが、最も印象に残ったのはフィナーレでした。
フィナーレでのトップ娘役って、トップさんとのデュエットダンスだけってパターンも多いのですが、
今回はちゃぴが路線男役陣の真ん中で踊るシーンがあります。
マギーがちゃぴをリフトしてましたが、別にトップコンビがリフトする必要はないわけで、
こういうやり方があるんだと目から鱗が落ちる思いで、中村B先生GJです
「空きっ腹にパン団子」こと、プロコル・ハルムの「青い影」は個人的に好きな曲で、良いなぁと思いつつ
まさちゃぴのデュエットダンスを眺めていたのですが、この曲ってちゃんと版権切れてるんでしょうねぇ
DVDで曲をカットとかは・・・・どうなんすかね
今回は、脈略なしで感想を述べてしまいましたが、
よく分からないけど、リピートしたい良いショーだということです
終わり