年明けの元日、金沢市の尾山神社で初詣の列に並んでいたところで、参拝客のスマートフォンが一斉になり出し、突然の揺れ。

立っていられないほど激しく揺さぶられる。灯籠や神殿が倒れても安全な場所に移動するも揺れは収らず。

安全のために参拝は中止。

すぐさま 金箔ジュエリーGold-Knot の店舗に戻ると、棚の商品や展示物が落下。

 

それでも大きな損傷はなくひと安心。

とりあえず家族やスタッフの家族にも人的な被害はなく胸をなで下ろすも、ほどなく伝えられる能登半島の惨状に暗たんたる思いに。

2日を経て依然として余震も続き、心も落ち着かないままですが、近隣の百貨店も予定を変更して1日遅れの初売りをスタート。

Gold-Knot も1日の地震後に落ちた展示商品や、余震を警戒して外した掲示物を元に戻して営業を開始しました。

こんな状態でお客さまがお見えになるだろうかと不安もあったものの、今自分ができることを平静に進めるしかないとシャッターを開けました。

新年初のお客さまはイタリア人のご夫妻。建築家をされているとのことで、Gold-Knotを手に取り、「金箔が美しい」「イタリアでもバロック建築には金箔が用いられています」と会話を楽しませていただきました。

憂鬱な気持ちも吹き飛び、とにかく自分ができるものづくりに精進することで前に進もうと思いを新たに。

地震で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

また、心配の声を多数いただき、スタッフ一同、心より感謝申し上げます。

1日の地震発生後、ヘリや緊急車両で全国からさまざまな組織の救援隊が駆けつけていただけることにも感謝申し上げます。

2024年も引き続きよろしくお願い申し上げます。