なんというメイ・チャン | 風紋

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鋼の錬金術師ファンの雑文ブログ



  リンとランファンに愛が偏っています

この週末、夜にNHKでやってた
『カンフー 絶技のすべて 驚異の中国武術』
という番組を見ていました。


坊さん達が広めた少林寺派、武人の間で伝えられた武当派の他、もう一つ
四川の峨眉(がび)派が見ていて断然面白かったです。
他の2流派と違って庶民のあいだで広まったため、武器も身近なものを使う
ということで、笄(こうがい=かんざし)を使うものがあって、
「何この必殺仕事人?」と言いたくなる、手のなかで笄をクルクルまわし
シャキン!と構える姿なんかもうカッコいいのなんの!!
「この先に毒を塗って殺すこともあったそうです。」と笄の尖った先を
示してみせるこの女性に本気で見とれました。


そして峨眉(がび)派の宗祖が言った言葉。
「われわれ四川の者は体が小さいので素早く跳ねるように動き、相手の
力を利用して倒す。」
・・・なんというメイ・チャン!!
これ聞いて(体が小さいので、小さいので、小さいので・・・)と
私のなかに何度リフレインして響いたことか。


そうか、四川の人はみんな小柄なんだ。四川に住むチャン族も!
北のほうの満州族とかは背が高くて騎馬むきの立派な体格の人が多いと
聞いていたけど、峨眉(がび)派はそういう人たちに負けないように自分
達の特性を生かした武術なんだ。


それにしてもなんと萌えの広がる番組であったことか。
NHKありがとう。録画はしてなかったけどアーカイブスにあるそうなので
きっとまた見にいってしまうと思います。