ドラマCDに思う | 風紋

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鋼の錬金術師ファンの雑文ブログ



  リンとランファンに愛が偏っています

ていうか、クーロンに関して思うこと多々。
ひとことで言うならば「クーロン、手前ぇコノヤロ!」と胸ぐらつかみ
あげてボコりたい。
内容的には10歳までのあの可愛いリンの信頼を一身に集めやがって羨まし
すぎるぜこの野郎!というのと
その手中の珠の瞳をテメエの反社会的暴走で曇らせやがって、わかってん
のかこの野郎!というのに尽きます。


他族の皇子たちを暗殺しようとしたのは未遂で決定的な証拠はないまま
だったとかでヤオ族の内部で解決させたのでしょうが、まだ幼いリンに
刑の言い渡しを委ねさせたのは、皇帝の力が働いていたものでしょう。
ヤオ族全体の利益のためにクーロンに極刑を言い渡すしかできないリンが
どれだけ心を痛めたことか!
しかもクーロンは自分の為にやったと言っているのですから。
「俺がいなくても剣術の稽古しろよ。お前、荒いからな。」
「・・・言われずともやる。連れて行け!」
信頼していた者が間違っていたことに気づけなかった自分への苛立ち。
それへ向かわせる遠因となった自分の弱さへ、リンはこの時訣別したの
だろうと思います。
この時からリンは子供でいることをやめたんだろうな・・・


エドとランファンは腕を失い機械鎧になったことからも、鏡像のような
存在だと思っていたので、エドアルの11歳/10歳のときの人体錬成と同等
の大きな事件がリンランの過去にもありそうだと思っていましたが、まさか
本当にリン10歳でこんな事件があったとは。
ランファンがクーロンのことを知らない様子なのが残念ですが。
この頃ランファンは一体どういう生活をしていたんだろう・・・?


ちょっと話がずれてしまいましたが。
へらへらとシリアスのギャップがリンの最大の魅力だと思っているので
可愛い10歳リンに暗い影を落としたクーロンはその功労者なんですよね。
今のしたたかで一筋縄でいかないリンが形成されたのは、絶対にクーロン
の存在あってこそだと思うので認めるしかないという。
ヤオ族的にはとんでもない野郎ですが。


クーロンに関しては予想通り(いや斜め上いってるところもあったけど)
でしたが、私には10歳のリンが思ったよりずっと素直で可愛いのが一番
意外でした。
これは・・・可愛いすぎるだろ。
これならクーロンでなくとも『宝』とか言ってしまうだろ。
リンは母后様にも皇帝にもあまり似ていなくて、母方の祖父似とかで
あまり可愛げのない子供でそれほど大事にされてなかったのではと勝手に
思っていたけれど、認識を新たにしなければならぬようです。


以前にも、リンの行き倒れ癖は昔っからで『可愛い迷子』が成長の末に
『あやしい行き倒れ』になってしまってからも続いているのだという説を
書きましたが、これマジだったかもしれません。
私がもし10歳リンを知ってたなら今のリンを見て
「まあ、お背もぐんと伸びて、ご立派になられて。」とか言いつつも
(あんな可愛いらしかったのに、すっかりムサ苦しくなっちゃって・・・)
と内心泣いて嘆くと思いますよ、乳母モードで。


それにしてもクーロン・・・
リンをあれだけ激させて刃交えておきながらメシで懐柔(?)してしまった
り、アンタもうどんだけ美味しいとこ持っていくんだと思います。
彼のプロフィールが知りたいです。
リンの何歳上なんだろう?
10歳リンの教育係、となると20歳前後にはなっていないと勤まらないか。
それでも現在25歳くらい。活きのいい青年ですね。
他族の皇子11人暗殺を考えるってことは、それ以前にも実際やっていたん
でしょうね・・・
リンの曇りない笑顔を守るためと人を殺めたことがあって、それがあまり
に上手くやれてしまったために、どこかで歯止めがきかなくなってこう
なったような気がします
そんな活力溢れる盛りに国を追われて異国の空の下にいたら、ねじまがった
方向に力を伸ばしてしまうこともあるだろうな。
しかも錬丹術を使えるとは・・・
リンたちが誰も錬丹術を使えないから、ヤオ族は錬丹術に秀でた者がいない
のだろうと思っていましたが、こりゃークーロンの暗殺未遂事件が原因で
ヤオ族の錬丹術使いは軒並み処分されたとかでないの?と勘繰ってみたり。


シンのみならずアメストリスでもリンを翻弄する困った兄貴分・クーロン。
ドラマCDだけの登場には惜しすぎる濃いキャラです。
ぜひともビジュアルが見たいと切望します!