シン国の状況を考えてみる | 風紋

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鋼の錬金術師ファンの雑文ブログ



  リンとランファンに愛が偏っています

『紫禁城』と『道教の房中術』。このふたつの新書が今までになく使える本で
資料用に買いこんでしまおうかと思っています、かもとです。
新書なら安いしね。それにしてもふたつめの本の内容をリン様が仕込まれて
いるかと思うとなんとも(笑)。
さて、今日はシン国について考えてみたことをちょっと広げてみます。


*シンは時代的には清だと思いますが、皇帝の姿を見ると満州族ではなさそう
なので、漢族の王朝と考えるのが一番無難でしょうね。
そして、圧倒的多数の漢族と少数の各民族によってシンは構成されていると
考えるのが自然かと思うけど、王朝の皇位継承権が各民族の妾妃が生んだ子
にも等しく与えられているというちょっと意外な点には、漢民族支配が崩れ
ないような仕組みが予め出来ているのだと思います。
漢族以外の妃の生んだ皇子が新帝になる時は、皇后は必ず漢族から選ばれる
というのが定石でしょうね。
異民族とのハーフである新帝が王朝の力関係を変えることがないよう、漢族
である皇后の外戚が力を揮うようになっていると。
こう考えるとリンがもし皇帝になったとしたら、今のままじゃ自動的に漢族の
姫が皇后についてくるんだろうなあ。


*50からある各民族から妾妃を召し上げることで支配というのは有効な手段
なのだろうかと以前から疑問だったけれど、現王朝を支配している民族が
圧倒的に力が強いならそれで抑えられてるのでしょうね。
でもわざわざそんな多数の妾妃を後宮に入れる手間をかけるのは、そういう
保険をかけておいたほうが安心なんだろうなあ。
たぶん、そんな少数民族は漢族に辺境の地においやられているんだけど、
ある意味国境に近いから蜂起とかされたらかなわないから。
アメストリスとの鉄道ルートが砂に埋まってるのも、そういった辺境の民族
が交易とかで中央の及ばないなか力をつけたらかなわないから、といった
事情があるのかもと思いました。
この考え方だと、港も制限されていそうな気がしますね。
リンたちが海路を使わなかったのは、そのせいもあるかもしれません。


*中国少数民族の本を読むと、チャン族は古くから漢族との対立があった
のではるか西方においやられています。チャン族はチベット系の牧畜民族
だそうです。メイ・チャンのおさげ髪はチベット系の証か?



それにしても甘いリンランssはいったいいつになったら書けるんだ?