人体実験の意味 | 風紋

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鋼の錬金術師ファンの雑文ブログ



  リンとランファンに愛が偏っています

相変わらずノックスさんのことについ深入りしています。かもとです。
彼の傷「軍の人体実験に加担した」このことに関する心情を知りたくて
731部隊に関する本に手を出しました。
事実を明らかにしようとする硬派なルポやドキュメントより、子ども向けの
戦争体験者が語るシリーズにあった聞き書きのほうが「その場では従うしか
なかった」人の心情がよくわかります。
監察医としては「死体は語る」の上野正彦氏の本あたりを。解剖に関しては
養老猛氏の本をとりあえずあたろうかな、と。
・・・なんでここまでやるかな、と自分でも呆れる粘着ぶりですが、時々
(ホントに時たまですが)使えるネタにぶつかるので、それを見つけた時の
うれしさを思うとやめられません。
もっと単純に萌え話するのもこれまた大好きなんですけどね。


で、731部隊関係の本を読んでいて思いついたのですが。
ノックスさんとロイの「共犯者」の関係となったイシュバールでの人体実験。
あれは「火傷の苦痛が人体に与える影響のデータ採取」ということでしたが、
そんなデータ何の役に立つんだ、ただの捕虜虐待だろうとしか
私は今まで考えていませんでした。
でもそれと並列して「火傷をしても苦痛と感じない人形の作動影響データ」
をひそかに採取していたとしたなら?
そうです。
81話でオリヴィエ様が見せられていた人形の兵たち。
「腕がもげようが頭がふきとぼうが我々の命令のままに戦う死を恐れぬ
最高の兵だ。」といわれたモノたち。
あれは「お父様」が不老不死をエサに軍上層部を意のままにあやつる道具
として用意したモノでしょうが、その威力をもっともらしく見せるために
「裏切る人間=イシュバール人」と「意のまま戦う人形」とを比較した
データをとっていたと考えることはできませんか?

あー、なんかイヤな思いつきですね。


もうひとつちょっとイヤかもしれないけど意外な思いつきもあります。
バリーのことですが、彼は肉屋だったんですから精肉業組合の会合とかで
シグさんと顔を合わせたことがあったかもしれないなあ、と。
解体が上手いバリーが講師で「衛生・鮮度管理のための短時間解体術」
なんてのを同業者の前でやって、シグさんがメモ片手に熱心に見入って
いたりしたなんて過去もあったかも、なんて。


脇キャラのことを考えると世界が広がるなあ、と言いそうになったけど
ずっぽり深く潜り込んだだけで、深さはあっても広がりは無いだろ!!