リン兄?から過去を大妄想 | 風紋

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鋼の錬金術師ファンの雑文ブログ



  リンとランファンに愛が偏っています

リン兄が出てると一部でうわさの獣神演舞、読みました。
劉煌は確かにリン似た雰囲気がそこはかとなくありますね。
道に迷って饅頭もらってるあたりも(本人は心外だろうけど)
リンの得意技・行き倒れとたかりを彷彿とさせます。
ただ、まじめそうだし、どう見ても振り回されキャラだなあという
感じがするのが惜しい。
いえ、単にかもとの好みの問題なのですが。


リンに兄がいたらほんとにあんな感じでしょうね。
真面目な兄とへらへらした弟。
お兄様への周囲の期待から「賢兄愚弟」を強調するような逸話が
広まっていて、リンのあの処世術が身についたというのは穿ちすぎ
でしょうか?


かもとはあの皇子らしからぬ様子からリンは「繰上げ嫡男」じゃなかろうか
と思っているのです。
そしてランファンは最初は護衛というより「ねえや」的な存在だったのじゃ
ないかと。
ほんの少し年長でやんちゃなリンをたしなめることのできるお守り役。
勉強をサボってすぐに抜け出すリンを探して連れ戻すのがランファンの役目。
リンの母は後宮に入りっきりで縁がうすく、甘えられる人の少ないリンは
ランファンをわざと困らせてかまってもらおうとしているんです。


そんなある日、賢くて将来を期待されていた長男は、その才能を危ぶんだ
何者かに暗殺されてしまった。
護衛を務めていたランファン父も一緒に殺されてしまって、
その時、リンも殺されかけたがランファンがとっさにかばい
命は助かったけど、意外な暗殺者の正体を知ってしまった。


事件の事後処理としてランファンはしばらくリンから遠ざけられる。
リンはその間にヤオ家の跡取りとしてまつりあげられ、多分元服なども
済まして皇帝へのお目通りなども行われ、本人の内心はおいてけぼりの
まますっかり「若」として扱われるようになる。


父を失った衝撃からなんとか立ち直ったランファンはリンの護衛として
戦う決意をしてフーに改めて弟子入りし、仮面を被って正体を隠し、
影のように仕えている。
そんな想像をしているんです。
だってうら若い女の子があれだけ献身できるのって、過去に大きな欠落が
あって、それを埋めるために懸命になっていると考えるのが自然なような
気がするんですよ。
自分が、身分というものが実感しにくい世界に住んでいるからですが。


ちなみに「意外な暗殺者の正体」は・・・決めてません。
皇帝の次に権勢をふるってる第一婦人か、後宮にいるリンの母后付の宦官
か、リンの伯父なんて可能性もありそうですね。
とにかく正体を知ってしまった事がバレたらヤバそうな筋の人ってことで。


リンはランファンをとおして、思いわずらうことのなかった幼い頃の
幸せな日々を見ているんです。
立場というものに隔てられたランファンと再び心を通わそうとする試みが
恋情に変わるのも無理はないでしょう。


ランファンのほうは、立派になってしまったリンに気後れしつつも、
その成長と覚悟を知っていくにつれ、だんだんと惹かれていくんです。


そしてアメストリスへの旅に出てシン国の縛りから外れた世界を知り、
今までの「他人の悪意」とは全く違う「砂嵐」という自然の脅威に
さらされて生命の危機を感じ、それを力をあわせて乗り越え
滅びてしまった文明のあとを見て、やっと目指す「賢者の石」が
手に入ろうかというところまで来た、と。


こういう流れならリンとランファンの間に恋があっても
おかしくないですよね。
ランファンの片思いだとか、どう転んでも主従関係でしかないとか
言われるけど、私は二人に恋愛感情があってほしいんだよお!
・・・ということで長々とマイ設定を語ってしまいました。


ほんとは、創作でこの設定を消化していくべきなのでしょうが、
あまりに壮大な話になりそうなので、ちょっとムリです。(きっぱり)。
コマ切れのssで、なんとかやってみたいとは思っているんですけどね。