旧南会津郡役所(明治18年)

ここってこれしかない、、しかも周囲の街から山脈のせいで道路が離れている

「これ一軒のために田島に行くべきかどうか・・」と悩んでいた建物です。

が、結果は「美しい!周辺楽しい!カフェオシャレ!大満足!」でした

 

補修らしい補修はうけてなさそうなのに美しい。

明治の・・都会の城下町にあっていいハイレベルの擬洋館

逆かな?

こういうのがほんとは都会にいっぱいあったけど戦争で・・ってとこか。

 

全体からはわかりにくいのですが塗装はボロボロ。

かなりの間、補修うけてないのはわかりました。

だが大丈夫!

この日は大掛かりな補修中、館内が面白い事になっていました。

 

内装から補修しているのね。おフランス料理店みたいな入り口が素敵v

このステンドグラスは県内の伊達郡役所と同じかな。

この山奥にりっぱな道と宿場があるのは、戊辰戦争後に疲弊した会津を復興させるため、三島通庸が会津から宇都宮、新潟、米沢への3方向の街道整備を計画。地元のに無償労働を強いて作られました。色々問題もありましたが、馬の背に荷物を乗せる僅かな流通から馬車での大量物流になりました。

 

田島は・・・ぎり田舎町ですが、現在は会津までの道に町らしい町はなかったです。

「昔はあった」跡は庚申塔がたくさんあったので理解できました。

 

おじゃましまー・・・!素敵!空気が真っ青です。

 

内側の建物(雪で潰れた)から補修しているので窓かある1F回廊部分にブルーシートが貼られていて海の中のようでした

大変丈夫に作られていて、東日本大震災でもほぼ無傷だったそうです。

 

ほぼハイハイで登る階段、鋭角カーブがかっこいい。

 

2Fは元事務所かな?こんなに広いんだから階段はもっと余裕を持たせて作れそうなものを・・・。

明治十八年完成って事は作ってる人は江戸時代のおじさん達よね。

まだ城の思想で「敵が一度に入ってこられない」的な配慮なのかしら?

 

テラスにでられました。明治18年ものでテラスOKは珍しい!

 

森に囲まれていて・・お別荘気分。

次に来る時は内側も見学できるといいなー

 

ここ田島は新街道の中心的な町。もちろん歓楽街も・・・でしたが、一切痕跡なし。

旅館調な建物も取り壊された跡地しかなかったです

昔は芸者さんとかこの道を歩いていたと思われる。

 

郡役所の方が「六地蔵も見てやって」と教えてくださったので

田島丸山歴史公園

わー、素敵な公園!斜面にそってお散歩道があり、俳句の石碑があったり神社があったり、楽しそう!!

 

南山六義人頌(南山ろくぎじんしょう?)

江戸時代に百姓一揆をおこした6名の供養のため作られました。

地元のヒーロですね。

 

梅雨時期に来たのですが、素晴らしい快晴で、森の緑が反射して周囲が緑色にみえて

このお堂もとても良い雰囲気になっていました。・・・・・・・・あれ?

 

木の珍の道祖神だ。でかい!!

 

素敵な公園にがっつりした陰陽道祖神を置くとは。。

いや、天狗の面は違うよね。

?これも・・どこかで拾って来たものよね

 

道祖神だけじゃない、若干秘宝館的なお品もちらほら。

道路拡張でどこかの壊した祠の同じ系統のものを集めた感じです。

看板には「木道祖神」となっていましたので、通り過ぎたくらいでは「?」ってならないと思う。

 

この岩は・・・

 

なんと遊女の供養塔です!

供養等があるなんて・・えらい!!

 

もっとなにかあるかもって斜面を登りました。

雰囲気の良い祠や社

 

一番上からは田島の町の全体が眺められました。

はい、これで全部。小さい山の町です。

 

街道沿いは・・びっくり!なかなか上等な建物がたくさんありました

 

 

元蔵造りの商店がカフェに。。「JI-MAMA」

 

オシャレ〜、ほんと最近の人のオシャレセンスには脱帽です。

 

うま!スコーンめっちゃうまー!

 

料金は都会と同じ。