青梅の山の中に酒造会社澤乃井さんがやっている「かんざし、くし」に特化した美術館があります。
毎回通る度に「次にでも・・」と長年思っていましたが、ブロ友さんの記事で閉館すると読みまして慌てて行って参りました。
建物に巨大な櫛のモニュメントがあって可愛いです。建物もゴージャス!
入って1秒で「きゃー素敵!」多摩川がゆうゆうとながれています。
簪の言われは「挿頭花(かざし)」宮廷人が髪に菖蒲や桃の小枝を挿した事から。
花の精をみに纏う呪術の要素からはいったそうです。
日本人の黒髪に映えるように華やかな色が使われています。
手のひらに入るサイズの鼈甲の櫛に金銀ありとあらゆる技術が注ぎ込まれていて
どれも宝石の様に美しかったです。
立雛図蒔絵鼈甲櫛 羊遊斎
展示は大量にあり「すごい情熱」を感じる収集でした。
とても細く華奢な透かし彫!
失敗即死、みたいな?どうやって掘ったんだろう。。
藤木人物図透彫象牙櫛
朱の漆と金蒔絵、美しすぎます〜
浮舟図巻
ギヤマン鼈甲櫛
どこかでみたな〜という簪もありました。
ここから平安展とか着物展とかの企画展の時に美術館に貸し出しをしているそうです。
鳥籠は花嫁衣装でよく見られる簪だそう。籠の中には鶯が入っていて(小さくて見えん)「この家にずっといます、可愛がってください」
と、いう思いが入っているそうです。
簪だけでなく、髪の結い方、簪の付け方が時代別に
女性のポーチや
メイク用品
わー!この右のタマムシ色のやつ!京都伊勢半の紅です、リアルで初めてみた。。
水つけてみたい・・・(筆に取ると赤くなるのです)
左のは辰砂かな。
江戸時代の普通の家の娘が「結婚式の時くらい京紅がつけてみたい」と言うシーンがありましたわ。
大正昭和の簪は現代風ですねー洋髪にも使える様に作られている感じ
素材も鼈甲からセルロイドに。もっさりした色が可愛い。
武者の柄が総刺繍!ゴージャス!
うーん、、おじいちゃんまでいる。。え?この男祭りの着物を纏たいですか??
私は花鳥がいいなぁ・・・・
ものすごいお宝収集物の宝庫でした眼福!拝見できて幸せでした。
幸せで腹減り〜
カフェ アイムホーム
かわええ!
この日は小さなお庭で(通路くらいの)作家モノの販売をやっていました。
満員御礼状態、少し待って・・。
うまーい!最高。
60過ぎくらいかな?ご夫婦で営業中、とても素敵な雰囲気の方なので居心地良きです。リピートしたい!
ついでに川合玉堂美術館
東京の美術館にあまり行かないのは、同じ値段なら(地方の方が全然安いけど)風景も料金の内、と私は思っているからです(飲食店も同じく)
多摩川綺麗だなぁ〜「??」
これは・・・?
正面には廃墟っぽい豪華な料亭がみえました、また調べたい事が増えた(秋に訪問済み、後日記事にします)
川合玉堂の名前くらいはみなさま聞いた事があるのではないでしょうか?
有名すぎる日本画作家です。都内の美術館で年中目玉商品になるくらい有名
優しい画風で大好きです。
ここは撮影OK。
18歳の時にすでにこの画力
アトリエ
画材などをみると「わー早く帰ってなんか描きたーい」
と、やる気に満ちて帰宅後。
やる気がゼロになっているというね。。
そういうトコだぞ?
以上青梅市芸術ツーでした。