あけましておめでとうございます。

今年もこのテキトーな知識と欲望のブログをどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

有名な看板建築の「つるや」(お菓子屋)23年3月廃業しておりました・・・。

なんか買いたかったなー。

 

長いシャッター街の正面には最新のフェリーターミナルが突然現れる。調べたらかなりの航路は入っておりますが、周囲の商店街は完死です。

 

なんかもうちょっとないかな?と、グーグルマップを開けます。

ふむふむ

(市役所もだが税務署の方が元私娼窟だったりを複数みた)(ハロワ周辺もある)わりと役所の近くで戦後の逸品は見つかる。強制的に立ち退かせた後、一般住宅を作るのはアレだったのかなぁ。

 

で、ここが目につきました。

ギリギリ「エッ」なエリアには入っています、でもネットでみたことがない。

こんな目立ってるのにねぇ、、長屋だけど塀が高くて覗けない。。回り込める道を探します。

 

おかしいな、ビルや古い塀に阻まれ建物に全然近寄れません。

「あれ?この辺だよね?」ってくらい入り口がわからない。

これは見つからないわ。

仕方ないのでセローを置いてウロウロします。

 

遠くにラジウム温泉の裏側がみえました。白いドームがあるんだー知らなかった。

 

公道なのか私道なのか、ビル横の小道に入って(私道コンクリの古さと区切りも怪しかった)

・・あったよ!ビルにみっちりとくっ付いて。ガチな私娼窟群すげえええ

藤沢の小鳥の街そっくり。ここまで裏町で安っぽく怪しいとカフェーの観札は出てきません。あの札があるのはまだ健全なイメージがあります。

 

ありがたいことにガラスが無い建物が多い。後、、すごい悪臭、ここまでのは初めてかも。これは正面のビルも無人かもね。。三月にこの臭いはやばいだろ。

悪臭で見るの本気で迷うレベルだった。

せめて手前の一軒を・・

しゃがんで一枚。

みてくださいよこれ!

表は普通のちょい飲み屋なのに潔いほど「飲む場所が無い」、鉄格子窓、洋間奥のドアの飾りガラス、腰高には石が貼ってある。高い段差は靴を脱ぐことを示唆してます。

 

よくみると「天井はアルミ格子貼り」側面はモルタル、正面のドアは元はアーチ型だったのがわかります。左壁面も右と素材が違う石細工、なんらかのデザインがされてる。

 

正面引き戸、あれは窓じゃない鏡だ・・出口でささっと髪を整えるためかな。

左の格子すりガラス綺麗!

正面から入って2Fですませ左ドアから出ると鏡を一瞥して立ちされます。

流れ作業感な導線があるカフェー建築です。

作業ですから嬢は令和でも客を人と数えない、本で数えます。

これって線香代だった頃の名残かなぁ。

 

途中から「現役の家感」がでますが、メーターは止まってるしポストは封鎖されてて安心した。(この臭いの中暮らせるはずはない・・牛舎よりなんかやばい)

 

もふもふのノラ猫がぬるりとでてきました。

この風景・・美しすぎんか??ここまで入ってきてよかったー

今気がついた右手の水槽・・怖いね。。ナニカ溶けてたかも。

 

手書きのがあるんだー

 

大胆に壊れているドアから一枚

ここは表に定食って書いてあったけど。。

 

よく廃墟で新聞を手に取る人がいるけど、私はあれ震える(笑

この路地に入っている時はジェットヘルに手袋、工事現場靴にイージス。

 

手を伸ばして撮影、イージスは防水だから汚にも強いと信じてる(震)夏ジャケなら手は入れられん。

焼肉定食って看板に似合わん、整頓されたお紅茶缶の数々・・・??

あーれー?ここ本当に食堂だったか??

私にはこの紅茶の箱がパチンコの景品交換のような「ナニかを暗示している」ものにしか見えない。

裏の給湯器が単身用なのも気になる、あんなサイズで食堂できないでしょ。

 

この時は暗くてわからなかったけど、今みたらここ・・ガス台スペースないじゃん。

とても小さな店舗部分・・奥は一段あがるとこがあり広そう。

食事は無い食堂でした。

 

しつこくゴミを撮影、なんだ〜カウンターに下足入れがあるじゃん。

定食看板はダミーで2Fで営業するスタイルでした。

 

実際は結構暗かった。

元は渡り廊下まである対面式の長屋だったんだね!すごい!

無法改造長屋〜、路地に向かって斜めってます。

渡り廊下は赤線によくあります、お姉さんを置くのは禁止用営業許可を取っている場合(お茶屋とか貸し座敷など)この渡り廊下の向こうの建物が置屋の許可を取っていて、客がつけばこっちの店に来るシステム。嬢は靴すら脱がず職場に移動できる。

 

セクシーなステッカー「嫁いらず観音」

フォントもイラストも風俗店みたいだ笑

これ、ちゃんとした岡山県の神社です。通称尻観音(なんか岡山楽しそうだな)

現代の紹介文には健全一択情報しかないんですが、このイラストをみると昭和中期は意味合いが違っていたんじゃなかろうか??って思わされるわ。

 

神々しい。

実際は油断するとリバースしそうな臭

実は汚物が足元に大量にありこれ以上進めませんでした。。工事作業用ブーツなので通常なら廃材の上を歩けますが「一面の新鮮な汚物」は無理・・他の勇者に任せるわ。

 

逆に考えるんだ、「だから荒らされずに残っている、と」そう、これは結界なのよ!

はい撤収!

かなり長さがある長屋です、明るい方も崩落部分は最初の写真でわかるように結構大きい。

この辺は昭和初期の窓の様相。

 

2024年現在残っているかは不明です、いいもん見れてよかった。

奥も見たかったな〜

次は有名な北宝来町のカフェー建築です。