えんざん駅の目の前にあります、駐車場完備。

重要文化財 旧高野家住宅

大きな敷地に12の建造物があり全部の紹介は不可能です。。。

これが個人の家・・だと?

 

以前は駅の向こう側も敷地だったそうです。

酒屋の様に工場があったわけではありません、そこが凄い。

正面が母屋(1800年初期)高さ11m横25m。

右手に見切れているのが「巽蔵」(1800年中期)

この遠距離じゃないと母屋が写真に入りきれません。

屋根は全面銅板ですが、昔は茅葺屋根でした。

二段の突き上げ屋根カッコいい

 

母屋に行く途中に長屋(大正時代)と馬屋(1800年中期)

長屋はオリジナル商品のお土産屋さんになっています。

 

「甘草屋敷」と呼ばれた所以は、1720年から徳川吉宗御用達の甘草を生産していたからです。

喉の薬として今も現役の薬草です。

ここのお土産屋にある「甘草茶」他甘草シリーズは全部この庭の甘草で、スタッフの手作り。

つまり340年たってる由緒ある古株の甘草。殿も飲まれた草と同じって面白い。

風邪ひいてる時にここの甘草茶を旦那に常飲させた所、咳が・・咳が全く出ない!楽に治ったそうです。

効果が抜群すぎて怖いのでウチでは薬扱いになりました。

 

ではおじゃましま・・・でか!!でかすぎる、これ江戸時代の個人宅の規格守ってますかね?

 

スタッフさんが甘草茶とミカンを座敷でどうぞ、と案内してくれます。

建物を早くみたい気持ちを抑え一服・・ちょうど干し柿作りの企画中、素晴らしい景色をいただけました。

 

附(つけたり)座敷門(1800年初頭)

幕府の役人専用の門です、土間(玄関)から室内に入るのではなく、ここから座敷にあがります。

薬草を取りに来るときに使用してました。

 

こ・・これは・・江戸時代の階段!

各地で沢山見ましたが、登ってOKはこの屋敷だけです、貴重な体験させていただけました。

壊れそうで怖い・・おじゃましまーす。

 

2階ももちろん巨大、そして物が多い。

 

どのくらいの大きさだったか・。こんな大きな大黒柱あるんか?くらいの栗の巨木がこの家を支えています。

二股の所は削ったのではなくそのまま使用しています。

 

沢山貴重な物があるのですが、一番驚いたのは漆器。

 

同じ漆器が大量に!ホテルみたい・・

これだけ高級な漆のお椀で接待しなきゃならないセレブを、この数だけ振る舞える財力をお持ちって事ですね。

 

附地実棚・・・干し柿や大根を干したりと乾燥専門の建物がこんなに立派!

 

文庫蔵(昭和9年)今は子供図書館として使用、この前庭がまた美しくて広くて・・ここに住みたい〜

黒い漆喰壁もまた素敵ですね。

通りからみた文庫蔵、素敵・・・。

 

通りからみた甘草屋敷の一部、まさか左全部が家とは思わなかった。。

 

通りからみた東門、なんとも良い味わいで、、

よく1800初期の門を個人でこんなにいい状態で残し続けてこられましたな。

 

小屋(大正2年)

これが名もなき小屋かーい!ってつっこみ入れたくなる大きさ。

とにかく広い、凄い、かっこいい、の旧高野邸でした。