小田原文学館に寄り道してから、本命の木〜日、11時から開放している、元「松本剛吉邸」へ着きました。

駐車場は無いので文学館に停めて徒歩30秒。

 

観光として記事になってるわけでも無い、ヒッソリ物件ですが。。。(現役ハウスだからだと思う)

こんな数奇モノの茶室中々お見受けできませんよ〜凄く面白い建物なのです!!

こちらは住人がいる文化財なのでご厚意大変有り難しm(_ _ )m 

入場無料、門にボラさんが一人常駐しています。

 

大きな門を過ぎて、これは庭へはいるアプローチの門です。

右端に写っているのが在住されているお宅、写さない様に気をつけます(写してもOKとは言われたけど)

開放しているのは左奥にある「茶室 雨香亭」です。

 

お庭は現在放置プレイらしいです。

でも逆に石蕗が咲きみだれる美しい庭になっています。

イギリス式邸園の様です。

人が入れるほどの大きな・・手水だそうで(汗

こんな大きいの初めて見ましたよ。

 

素敵な小道を進み

 

今は水を張っていないのですが、本来は庭に複数水路があります。

 

茶室 「雨香亭」6畳と5畳の二間、トイレ付き。

住みたい!!

 

1階なのに段差を作ってある建物。

左が広間、右が小間。

 

広間を高床にしています、杉皮を竹で押さえてあります、オシャレ!

 

見える場所には杉皮使ってない、、別の木材ですね、、銘木ですが説明は無し。

 

右の小間は山吹色の漆喰

 

玄関、広間がかなり高いのがわかります。

(左の縁側の高さがドアの真ん中)

 

おじゃまし・・??視覚的におかしく見えませんか?

(もちろん建物は水平です)

段差があるような無いような。。ある所もあるけど。

 

床板が不思議なカッティング、網代の様で・・ズラしてあります。

真ん中に竹 。コダワッてる!

 

水屋の右側、六角形の穴が空いていて、向こうの部屋と明かりを共有しています。

 

天井もなにか不思議な感じ・・綺麗だけど。

写真でよくよく見てみると「あれ?」ってなりますが、居る時はおかしさを全く感じず居心地の良い空間でした。

ボラさんが見回りにくるほど長居していまった。。

 

障子の向こうの風景がもう最高!!

 

ここの天井もよくみると竿録に模様がキザンであります。

もう隅々まで手抜かり無いコダワリ様・・・。

若干こだわりすぎてアレな感じになってますが、とにかく凄いのです。

 

説明板に「小間の軸が東に15度振れ全体的に特異な空間構成となっています」

うーん、でもソレ以外もなにかオカシイ気がします。。

 

茶室の横に小道と小川跡がありました。

 

山の「見立て」があった、大きさは2階建ての家くらい、登ると休憩所的な建物がありました。

 

ミニ滝が作ってあり、ここから庭全体の水路に行ってます。

見立ての岩が富士山の火山岩ですので「富士山を見立てた」のかもしれません。

 

頂上から茶室が・・・木を整理すれば綺麗に見えたのかもしれません。

 

小さいのですが、大変おもしろい建物とお庭です、お暇でしたらぜひ・・。