カモシ賞 2023 | カモシダせぶんの、日々の文

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松竹芸能のピン芸人、カモシダせぶんです。本屋と図書館が好き。そんな僕の、ブログです。僕を、知ってる人がいたら嬉しい。好きな小説家は詠坂雄二。好きな歌手は後藤まりこ。好きなダンは、モロボシダン。

アメブロでは毎週2冊、現役書店員芸人の僕が読んで面白かった本の感想をあげてますが。


年末は更にその年で読んだ中で素晴らしかった本を10冊決め、1番面白かった大賞本も決める


【カモシ賞】という企画をやっております。その年出た本では無く読んだ本なので昨年以降出た本も含まれてます。


今回はそのカモシ賞。今年で10回目です。


因みに過去の大賞作はこちらっ。


2011年 文体練習(レーモン・クノー)

2012年 遠海事件~佐藤誠は何故首を切断したのか~(詠坂雄二)

2013年 いつまでもショパン(中山七里)

2014年 ほんとのおおきさ赤ちゃん動物園(学研)

2015年 神の子(薬丸岳)

2016年 もっと負ける技術(カレー沢薫)

2017年 T島事件〜絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか〜(詠坂雄二)

2018年 一〇年代文化論(さやわか)

2019年 熱帯(森見登美彦)

2020年 ボダ子(赤松利一)

2021年 テスカトリポカ(佐藤究)、闇祓(辻村深月)

そして2022年の大賞作は

詠坂雄二の、5A73



まさかの今年アメトーーク出させてもらったんで、大賞の本を紹介できたのは凄く嬉しかったです。年間読んだ本を復習してたからこそ、大事な場面での選書間違えずに済んでる気がします。


詠坂雄二先生の本がこんなに沢山の人に読んでもらえるなんて、テレビってホント凄い。


今年のカモシ賞や大賞も、来年どこかのテレビ番組で紹介したい。僕の頑張り次第ですな。


ということで今年のカモシ賞を発表したいと思います。


その前に


今年はYouTubeチャンネル元年。YouTubeで先に発表してます。こちらからまず是非。見るだけで収益になるやつ。というかこっちのが詳しく説明してます。


カモシ賞2023




動画じゃなくてどうしてもアメブロで読みたい方、中々の強者ですね。それでは行きましょう。


の前に短編賞。は既に木曜の生配信で発表しております。


斜線堂有紀先生の『君の地球が平らになりますように』から


大団円の前に死ぬ




ホスト沼女子小説。辛い話のはずなんだけど、とにかく全体が良い湿度なのでスルスル読めてグッと来ました。是非。


改めて。


今年読んで良かった10冊。こちらっ。


教誨(柚木裕子)


菓の辞典(いのうえ彩、長井史枝)


リボルバー(原田マハ)


殺戮の狂想曲(中山七里)


逆転美人(藤崎翔)


ハンチバック(市川沙央)


おすしが服をかいにきた(田中達也)


ゼッタイ!芥川賞受賞宣言(佐川恭一)


ポテトチップスと日本人(稲田豊史)


成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)


近年では珍しく小説以外が3冊も入ってますな、ゼッタイ!芥川賞受賞宣言もゲームブックですな。ほぼ超面白小説ですが。それぞれの理由はYouTubeでしっかり紹介してるんで兎に角そっち見てください。


では、今年の大賞発表します。



ダンッ(ドラムロールなし。既にYouTubeで発表されて引っ張る必要なし)



菓の辞典


そして


ポテトチップスと日本人


でしたー。一昨年以来のダブル受賞。


どっちか一冊にしたかったけども。今年は気づけばお菓子食べる量明らかに増えた。それはこの2冊の影響が確実にデカい。


お菓子を扱ってるけど「甘い海外発祥のもの」そして「しょっぱい日本で進化したもの」と対照的な2冊のおかげ。両方とも歴史を扱ってるのも特徴。


この2冊、どっちがいいとかじゃないな。


甘いの食べたらしょっぱいの。


しょっぱいの食べたら甘いの。


食べたくなるもんだな。そう思ってW受賞にしました。菓の辞典、実はアメトーークでも既に紹介済み。蛍原さんが装丁に食いついてくれて嬉しかった。


是非みなさん年末年始この2冊読んで


正月太りしてください。マジでお菓子が美味しく感じます。


来年またもしアメトーーク出れたら『ポテトチップスと日本人』や他のカモシ賞も紹介したいです。


バンバン本読んでこー📕


良いお年をー。あと



YouTube見てください。


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【書店員芸人カモシダせぶんの読書のおとも】



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